妻の心優しさに、自分たちの事ばかり考えていた俺はちょっと反省した。こういう所もドロシーの方が優れているし、そういう人と一緒に歩める結婚は良いものだなとしみじみと思った。
レヴィアが隣の小さめの画面を指さして言う。
「それから、こっちの画面は外部との通信用じゃ。ここを押すと話ができる。ヌチ・ギが来たら『ドラゴンは忙しい』とでも言って時間稼ぎをするんじゃ」
「ヌチ・ギ……、来ますか?」
おびえるドロシー。
「来るじゃろうな。奴にとって我は唯一の障害じゃからな」
「そ、そんなぁ……」
「いいか、時間稼ぎじゃ、時間稼ぎをするんじゃ! ワシらが必ず奴を倒す、それまで辛抱せい!」
「は、はい……」
うつむくドロシー。
「大丈夫! さっきだってうまくやれてたじゃないか」
俺は笑顔でドロシーを見つめながら、そっと頬をなでた。
「あなたぁ……」
目に涙を湛えながら不安そうに俺を見る。
しばらく俺たちは見つめ合った。
そして、俺はそっと口づけをし、
「自信もって。ドロシーならできる」
と、優しい声で言った。
「うん……」
ドロシーは自信無げにうつむいた。
「ユータ! 急いで座るんじゃ!」
レヴィアの急かす声が響く。俺は優しくドロシーの頭をなでると、しっかりと目を見つめ、
「待っててね!」
そう言って、ポッドに飛び乗った。
ハッチを閉め、内側からドロシーに手を振ると、ドロシーは、
「あなた……、気を付けてね……」
そう言ってポッドのガラスカバーを不安そうになでた。
5-2. スカイポートへようこそ
気が付くと、俺は壁から飛び出ている寝台のような細いベッドに横たわっていた。壁には蜂の巣のように六角形の模様が刻まれ、寝台がたくさん収納されている様子だった。周りは布のような壁で囲まれている。どうやら海王星に転送されたようだ。俺たちの世界を構成しているコンピューターのある星、まさに神の星にやってきたのだ。
身体を起こすとまるで自分の身体が自分じゃないような、ブヨブヨとしたプラスチックになってしまったような違和感に襲われた。
自分の身体を見回してみると、腕も足も身体全体が全くの別人だった。
「なんだこりゃ!?」
そう言って、聞きなれない自分の声にさらに驚く。
少し長身でやせ型だろうか? 声も少し高い感じだ。
レヴィアが隣の小さめの画面を指さして言う。
「それから、こっちの画面は外部との通信用じゃ。ここを押すと話ができる。ヌチ・ギが来たら『ドラゴンは忙しい』とでも言って時間稼ぎをするんじゃ」
「ヌチ・ギ……、来ますか?」
おびえるドロシー。
「来るじゃろうな。奴にとって我は唯一の障害じゃからな」
「そ、そんなぁ……」
「いいか、時間稼ぎじゃ、時間稼ぎをするんじゃ! ワシらが必ず奴を倒す、それまで辛抱せい!」
「は、はい……」
うつむくドロシー。
「大丈夫! さっきだってうまくやれてたじゃないか」
俺は笑顔でドロシーを見つめながら、そっと頬をなでた。
「あなたぁ……」
目に涙を湛えながら不安そうに俺を見る。
しばらく俺たちは見つめ合った。
そして、俺はそっと口づけをし、
「自信もって。ドロシーならできる」
と、優しい声で言った。
「うん……」
ドロシーは自信無げにうつむいた。
「ユータ! 急いで座るんじゃ!」
レヴィアの急かす声が響く。俺は優しくドロシーの頭をなでると、しっかりと目を見つめ、
「待っててね!」
そう言って、ポッドに飛び乗った。
ハッチを閉め、内側からドロシーに手を振ると、ドロシーは、
「あなた……、気を付けてね……」
そう言ってポッドのガラスカバーを不安そうになでた。
5-2. スカイポートへようこそ
気が付くと、俺は壁から飛び出ている寝台のような細いベッドに横たわっていた。壁には蜂の巣のように六角形の模様が刻まれ、寝台がたくさん収納されている様子だった。周りは布のような壁で囲まれている。どうやら海王星に転送されたようだ。俺たちの世界を構成しているコンピューターのある星、まさに神の星にやってきたのだ。
身体を起こすとまるで自分の身体が自分じゃないような、ブヨブヨとしたプラスチックになってしまったような違和感に襲われた。
自分の身体を見回してみると、腕も足も身体全体が全くの別人だった。
「なんだこりゃ!?」
そう言って、聞きなれない自分の声にさらに驚く。
少し長身でやせ型だろうか? 声も少し高い感じだ。



