「『強制削除コマンド』じゃ。対象領域を一括削除するんじゃ。このコマンドで消せぬものはない。どうじゃ? すごいじゃろ?」
ドヤ顔のレヴィア。
「『強制削除』……ですか? もっとカッコいい名前かと思ってました」
レヴィアは一瞬固まると、
「……。いいんじゃ……。我はこれで気に入っとるんじゃ……」
と、露骨にしょげた。
ちょっと言いすぎたかもしれない。
すると、いきなり声が響いた。
「やるじゃないか、ドラゴン……。さて、本番行ってみようか」
声の方向を見るとヌチ・ギが空中を大きく引き裂いているのが見えた。
まさか……と、思っていると、空間の切れ目からゾロゾロと戦乙女が出てくるではないか。それぞれに美しいビキニアーマーを着込み、魅力的な肢体をさらしながら次々と地上に降りてくる。
俺たちは唖然とした。
一人ですらあんなにてこずった戦乙女がこんなに出てきてしまってはもはやどうしようもない。
美しいブロンドをふわりとなびかせながらゆっくり降りてくる色白の乙女。豪快に着地しエキゾチックな褐色の肌を大胆にさらしながら、漆黒の剣をブンブンと振り回す快活な乙女。豊満な胸を揺らしながら大きく伸びをしてストレッチをする茶髪の乙女。ヌチ・ギの方を向いて何か言葉を交わす黒髪ポニーテールの細身の乙女。皆、ため息が出るような美人ばかりである。
「こらアカン……撤退するぞ」
レヴィアはウンザリとした表情でそう言って、俺の手をつかむと空間の裂け目に逃げ込んだ。
さらに苛烈さが増す予感の第二ラウンド、俺は神々の戦争に巻き込まれてしまった運命を呪った。
5章 母なる星、海王星
5-1. サーバーアタック
空間の裂け目を抜けるとそこはレヴィアの神殿だった。画面の前で座っていたドロシーは俺を見つけると駆け寄って飛びついてきた。
「あなたぁ! あなたぁ……、うっうっうっ……」
俺は感極まってるドロシーを抱きしめ、優しく頭を撫でた。
「感動の再会の途中申し訳ないが、ヌチ・ギを倒しに行くぞ!」
レヴィアが覚悟を決めたように低い声を出す。
「え? どうやってあんなの倒すんですか?」
「サーバーを壊すんじゃ」
レヴィアはとんでもない事を言い出した。
ドヤ顔のレヴィア。
「『強制削除』……ですか? もっとカッコいい名前かと思ってました」
レヴィアは一瞬固まると、
「……。いいんじゃ……。我はこれで気に入っとるんじゃ……」
と、露骨にしょげた。
ちょっと言いすぎたかもしれない。
すると、いきなり声が響いた。
「やるじゃないか、ドラゴン……。さて、本番行ってみようか」
声の方向を見るとヌチ・ギが空中を大きく引き裂いているのが見えた。
まさか……と、思っていると、空間の切れ目からゾロゾロと戦乙女が出てくるではないか。それぞれに美しいビキニアーマーを着込み、魅力的な肢体をさらしながら次々と地上に降りてくる。
俺たちは唖然とした。
一人ですらあんなにてこずった戦乙女がこんなに出てきてしまってはもはやどうしようもない。
美しいブロンドをふわりとなびかせながらゆっくり降りてくる色白の乙女。豪快に着地しエキゾチックな褐色の肌を大胆にさらしながら、漆黒の剣をブンブンと振り回す快活な乙女。豊満な胸を揺らしながら大きく伸びをしてストレッチをする茶髪の乙女。ヌチ・ギの方を向いて何か言葉を交わす黒髪ポニーテールの細身の乙女。皆、ため息が出るような美人ばかりである。
「こらアカン……撤退するぞ」
レヴィアはウンザリとした表情でそう言って、俺の手をつかむと空間の裂け目に逃げ込んだ。
さらに苛烈さが増す予感の第二ラウンド、俺は神々の戦争に巻き込まれてしまった運命を呪った。
5章 母なる星、海王星
5-1. サーバーアタック
空間の裂け目を抜けるとそこはレヴィアの神殿だった。画面の前で座っていたドロシーは俺を見つけると駆け寄って飛びついてきた。
「あなたぁ! あなたぁ……、うっうっうっ……」
俺は感極まってるドロシーを抱きしめ、優しく頭を撫でた。
「感動の再会の途中申し訳ないが、ヌチ・ギを倒しに行くぞ!」
レヴィアが覚悟を決めたように低い声を出す。
「え? どうやってあんなの倒すんですか?」
「サーバーを壊すんじゃ」
レヴィアはとんでもない事を言い出した。



