アバドンに魔法の明かりで照らしてもらいながら淡々と地中を進む。途中、地下のセキュリティシステムらしいセンサーの断面を見つけたが、俺たちは空間を切り裂いているのでセンサーでは俺たちを捕捉できない。ここはヌチ・ギの想定を超えているだろう。
足場の悪い中、苦労しながら切り進んでいると急に断面が石になり、さらに切ると明かりが見えた。ようやく屋敷にたどり着いたのだ。
俺は切り口をそーっと広げながら中をのぞく……。
「な、何だこりゃ!」
俺は思わず声を出してしまった。
なんと、目の前で美しい女性たちがたくさん舞っていたのだ。
そこは地下の巨大ホールで、何百人もの女性たちが美しい衣装に身を包み、すごくゆっくりと空中を舞っていた。百人近い女性たちが輪になって、それが空中に五層展開されている。それぞれ煌びやかなドレス、大胆なランジェリー、美しい民族衣装などを身にまとい、ライトアップする魔法のライトと共に、ゆっくりと舞いながら少しずつ回っていた。また、無数の蛍の様な光の微粒子が、舞に合わせてキラキラと光りながらふわふわと飛び回り、幻想的な雰囲気を演出している。
それはまるで王朝絵巻さながらの絢爛豪華な舞踏会だった。
そして、フェロモンを含んだ甘く華やかな香りが漂ってくる。
見ているだけで幻惑され、恍惚となってしまう。
ちょうど俺たちの前に一人の美しい女性がゆっくりと近づいてきた。二十歳前後だろうか、真紅のドレスを身にまとい、露出の多いハートカットネックの胸元にはつやつやとした弾力のある白い肌が魅惑的な造形を見せている。彼女はゆっくりと右手を高く掲げながら回り、そのすらりとしたスタイルの良い肢体の作る優美な曲線に、俺は思わず息をのんだ。
そして中央には身長二十メートルくらいの巨大な美女がいた。これは一体何なのだろうか? 革製の巨大なビキニアーマーを装着してモデルのように体を美しくくねらせ、恐ろしい存在感を放っていた。軽く腹筋が浮いた美しい体の造形には思わずため息が出てしまう。
美しい……。
俺は不覚にもヌチ・ギの作り出した美の世界に引き込まれていた。イカンイカンと首を振り、銀髪の娘はいないかと一生懸命探す。
「何ですかこれ……」
アバドンが怪訝そうな顔でささやく。
「ヌチ・ギの狂気だね。ドロシーいないかちょっと探して」
足場の悪い中、苦労しながら切り進んでいると急に断面が石になり、さらに切ると明かりが見えた。ようやく屋敷にたどり着いたのだ。
俺は切り口をそーっと広げながら中をのぞく……。
「な、何だこりゃ!」
俺は思わず声を出してしまった。
なんと、目の前で美しい女性たちがたくさん舞っていたのだ。
そこは地下の巨大ホールで、何百人もの女性たちが美しい衣装に身を包み、すごくゆっくりと空中を舞っていた。百人近い女性たちが輪になって、それが空中に五層展開されている。それぞれ煌びやかなドレス、大胆なランジェリー、美しい民族衣装などを身にまとい、ライトアップする魔法のライトと共に、ゆっくりと舞いながら少しずつ回っていた。また、無数の蛍の様な光の微粒子が、舞に合わせてキラキラと光りながらふわふわと飛び回り、幻想的な雰囲気を演出している。
それはまるで王朝絵巻さながらの絢爛豪華な舞踏会だった。
そして、フェロモンを含んだ甘く華やかな香りが漂ってくる。
見ているだけで幻惑され、恍惚となってしまう。
ちょうど俺たちの前に一人の美しい女性がゆっくりと近づいてきた。二十歳前後だろうか、真紅のドレスを身にまとい、露出の多いハートカットネックの胸元にはつやつやとした弾力のある白い肌が魅惑的な造形を見せている。彼女はゆっくりと右手を高く掲げながら回り、そのすらりとしたスタイルの良い肢体の作る優美な曲線に、俺は思わず息をのんだ。
そして中央には身長二十メートルくらいの巨大な美女がいた。これは一体何なのだろうか? 革製の巨大なビキニアーマーを装着してモデルのように体を美しくくねらせ、恐ろしい存在感を放っていた。軽く腹筋が浮いた美しい体の造形には思わずため息が出てしまう。
美しい……。
俺は不覚にもヌチ・ギの作り出した美の世界に引き込まれていた。イカンイカンと首を振り、銀髪の娘はいないかと一生懸命探す。
「何ですかこれ……」
アバドンが怪訝そうな顔でささやく。
「ヌチ・ギの狂気だね。ドロシーいないかちょっと探して」



