「な、何を言うておる。デジタルコピーは寸分たがわず本物じゃぞ」
「なら、そっち飲んでもいいですよね?」
「いや、ほれ、気持ちの問題でな、コピーしたものを飲むのはちょっと風情に欠けるのじゃ……」
バツが悪そうなレヴィア。
「折角なので飲み比べさせてください」
俺がニッコリと提案する。
「仕方ないのう……」
俺は交互に飲み比べた。
確かに、コピーした物もちゃんとしたエールである。そこそこ美味い。でも、なぜかオリジナルの樽の方が味に奥行きがある気がするのだ。
「やはりオリジナルの方が美味いじゃないですか」
「なんでかのう?」
レヴィアも理由は分からないらしい。以前、成分分析をしたそうだが違いは見つからなかったそうだ。
でもまぁ、酔っぱらってしまえば分からないくらいのささいな違いなので、気にせず、俺たちはコピー物を飲むことにした。ついでにレヴィアに料理やほかの酒もどんどんコピーしてもらって店内は飲食物でいっぱいになった。
次々にコピーされる料理にリリアンたちは唖然としている。
俺はスクッと立ち上がると、
「偉大なるレヴィア様に感謝の乾杯をしたいと思いまーす!」
「うむ、皆の衆、お疲れじゃ! キャハッ!」
レヴィアも上機嫌である。
「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」
俺たちはレヴィアの樽にマグカップをゴツゴツとぶつけた。
こんな豪快な乾杯は生まれて初めてである。
レヴィアは美味そうにオリジナルのエールの樽を一気飲みする。
「クフーッ! やはりオリジナルは美味いのう」
そう言って目をつぶり、満足げに首を振った。数十リットルのエールがこの中学生体形のおなかのどこに消えるのか非常に謎であるが、まぁ、この世界はデータでできた世界。管理者権限を持つドラゴンにとっては何でもアリなのだろう。俺もいつか樽を一気飲みしてみたいと思った。
3-13. 月明かりのキス
宴もたけなわとなり、みんなかなり酔っぱらった頃、レヴィアが余計なことを言い出した。
「こ奴がな、我のことを『美しい』と、言うんじゃよ」
そう言って嬉しそうに俺を引き寄せ、頭を抱いた。
薄い布一枚へだてて、膨らみ始めた胸の柔らかな肌が頬に当たり、かぐわしい少女の芳香に包まれる。マズい……。
「なら、そっち飲んでもいいですよね?」
「いや、ほれ、気持ちの問題でな、コピーしたものを飲むのはちょっと風情に欠けるのじゃ……」
バツが悪そうなレヴィア。
「折角なので飲み比べさせてください」
俺がニッコリと提案する。
「仕方ないのう……」
俺は交互に飲み比べた。
確かに、コピーした物もちゃんとしたエールである。そこそこ美味い。でも、なぜかオリジナルの樽の方が味に奥行きがある気がするのだ。
「やはりオリジナルの方が美味いじゃないですか」
「なんでかのう?」
レヴィアも理由は分からないらしい。以前、成分分析をしたそうだが違いは見つからなかったそうだ。
でもまぁ、酔っぱらってしまえば分からないくらいのささいな違いなので、気にせず、俺たちはコピー物を飲むことにした。ついでにレヴィアに料理やほかの酒もどんどんコピーしてもらって店内は飲食物でいっぱいになった。
次々にコピーされる料理にリリアンたちは唖然としている。
俺はスクッと立ち上がると、
「偉大なるレヴィア様に感謝の乾杯をしたいと思いまーす!」
「うむ、皆の衆、お疲れじゃ! キャハッ!」
レヴィアも上機嫌である。
「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」「カンパーイ!」
俺たちはレヴィアの樽にマグカップをゴツゴツとぶつけた。
こんな豪快な乾杯は生まれて初めてである。
レヴィアは美味そうにオリジナルのエールの樽を一気飲みする。
「クフーッ! やはりオリジナルは美味いのう」
そう言って目をつぶり、満足げに首を振った。数十リットルのエールがこの中学生体形のおなかのどこに消えるのか非常に謎であるが、まぁ、この世界はデータでできた世界。管理者権限を持つドラゴンにとっては何でもアリなのだろう。俺もいつか樽を一気飲みしてみたいと思った。
3-13. 月明かりのキス
宴もたけなわとなり、みんなかなり酔っぱらった頃、レヴィアが余計なことを言い出した。
「こ奴がな、我のことを『美しい』と、言うんじゃよ」
そう言って嬉しそうに俺を引き寄せ、頭を抱いた。
薄い布一枚へだてて、膨らみ始めた胸の柔らかな肌が頬に当たり、かぐわしい少女の芳香に包まれる。マズい……。



