『青年よ、人生に悔いなくな!
喩え、1度の恋に破れたとしても
君はまた恋に落ちるんだよ!!』

叫ぶように放つ言葉る為に
振り返って
教授は唖然とする僕に告げた!!

「教授ーーー!國歯朶教授ーー」

全力で止める手を振り切って
國歯朶教授は、

赤と白の仮面をつけて、
今にも戦闘を開始せんがと
雰囲気を
もうもうと出す
2陣のど真ん中に
踊り出てしまう!

『ジャジャジャジャーアアアン』

激しくドラが鳴らされる!!
月の夜なのに虹が
かかって、
眼下の荒野には
赤軍と白軍。

國歯朶教授の言った通りなら
今から
秘奇祭 『美女戦』が始まるのだ。

「嘘だろ、本当に戦うのか?
いや、ただの祭だよな、、」

オレは目を皿にして
國歯朶教授を探す。
こんな変なテンションの集団に
向かって行けば
一体
何をされるか!
誰もが思うって!


今日、、

海に夕立に降って

水柱が立って

凄い自然現象に
度肝を抜かれ、
写真を撮ってた
バカなオレに言いたい!!

「あのまま、船で島を出れば
良かったんだ、このボケ!って」


そうすれば、
オレは!

「教授ーーー!國歯朶教授ーー」

全力で叫ぶ!!

深入りしちゃ、ダメだ!!

教授、、クニシダ教授、、。

そのまま

『風土民族学、國歯朶教授』

次の朝も、その次の朝も
帰ることなく、

ルームシェアしていた僕は
宿をチェックアウトした。

宿主は教授について
全く触れず、
従業員もまるで
教授の荷物なんて見えない様に
振る舞っているのを

不審に思いながら。