"END"という曲を最後に、私達は人々の前から姿を消した。



 私達が世界から姿を消すと、世間はしばらくその話題で持ちきりだった。しかしその話題も時間が経てば飽きられ、流れていく。私達を追うのは、今では信者と呼ばれる人々のみだ。



 そしてインターネットの世界には、信者と呼ばれる人々による、まるで弔いのようなメッセージや画像、動画が溢れかえっていた。



 それを見た時、あぁ、死んだのだと、どこか他人事のように思った。