彼女は私のその一言に、目を見開いた。そして、心底嬉しそうに「うん!」と頷いた。彼女のスイッチを入れてしまったのだと察する。
「もしかして、志島さんも好きなの?」
目をキラキラと光らせる彼女は、まるで子どものようだった。これほど彼女を喜ばせる話題だと思わなかったと共に、どうしようと戸惑う。
「あー…えっと、好きっていうか、たまに聴く、くらいかなぁ」
当たり障りない返答を心掛けた。がっかりさせてしまうだろうかと彼女の表情をちらりと見ると、彼女の表情はあまり変わっていない。
「そうなんだね。どの曲が好きとか、ある?」
「うーんと…Junkie、かなぁ」
「いいよね、その曲!」
一番に思いついたその曲名。特に一番好きというわけではなかったけれど、何となく思い浮かんだから言っただけ。それでも彼女は嬉しそうに頷く。それから彼女はBLUE PILLの良さを話し始める。私は笑顔を貼り付けて頷くしかなかった。
「もしかして、志島さんも好きなの?」
目をキラキラと光らせる彼女は、まるで子どものようだった。これほど彼女を喜ばせる話題だと思わなかったと共に、どうしようと戸惑う。
「あー…えっと、好きっていうか、たまに聴く、くらいかなぁ」
当たり障りない返答を心掛けた。がっかりさせてしまうだろうかと彼女の表情をちらりと見ると、彼女の表情はあまり変わっていない。
「そうなんだね。どの曲が好きとか、ある?」
「うーんと…Junkie、かなぁ」
「いいよね、その曲!」
一番に思いついたその曲名。特に一番好きというわけではなかったけれど、何となく思い浮かんだから言っただけ。それでも彼女は嬉しそうに頷く。それから彼女はBLUE PILLの良さを話し始める。私は笑顔を貼り付けて頷くしかなかった。