感想ノート

  • 皇族を守る一念から、身寄りのない子供を呪術の型式にさせるべく自分の子供として育て、後、呪詛を受けている東宮の妃として入宮させる行為は、正に生贄婚と言わざる得ない。ヒロインも自らの立場・任務を十分理解しているから、東宮に恋心を抱きつつも、その感情に蓋をして、東宮に掛けられている呪詛を、東宮の身代わりに受け止めている姿に、儚さと一途さに感動を覚えました。また、そのヒロインの心根の優しさに気付き懸想する東宮の男気に敬服しました。

    まさひろ 2023/11/27 10:26

    まさひろ様
    私の話を続けて読んで頂けたみたいで、ありがとうございます。
    貴重な感想を下さり、心から嬉しいです。
    そろそろ、撤退しようかと考えていたところでしたので、なおのこと心に染みました。
    読みとっていただいた通り、生贄婚がテーマの話です。
    孤児で死にそうな境遇にいた主人公は、捨て駒に使われている状況を、嬉々としてお役目として受け入れています。
    東宮も自分の無力さややるせなさを感じていて、どうにもならない暗い世界の中でお互いの存在をかけがえのないものに変えていくストーリーでした。
    私自身、初めての平安もの。短編の中で色々と駆け足になってしまいましたが、まさひろ様にテーマが伝わってくれたみたいで、嬉しいです。
    温かい感想をいただきまして、心からありがとうございました。

    作者からの返信 2023/11/27 12:44

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