知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


10時になり斗真が走って戻ってきた

「悪い、着替えてくるから待ってて」

斗真の着替えが終わると2人は歩いてドラッグストアに行き、部活で必要な物とドリンク類の買い物を済ませる

「重っ!」

2人は公園の中を歩いていた

「手が痛いでしょ、少し休む?」

「ん、じゃあ、ちょっとだけな」

ベンチに荷物を置いた

「助かった、どうして嶋本くんになったの?ジャンケンとか?」

「キャプテンに偶然昨日の夜出くわしたからなんだよ」

「あっ、走りに行ったから?」
「そう」

「嶋本くんでよかった、力あるし(笑)」

「いやみんなあるし、マネージャーの頼みなら聞いてくれるよ、ジュース飲む?」

斗真はポケットからお金を出した

「ありがとう、お金持って来てたんだね」

「まあね、せっかく外でるし、炭酸飲料が飲みたかったんだよな」

「宿舎に自販機あるでしょ?」

「今日はまだ飲めてないじゃん、炭酸好きなんだよ」

そういうと斗真は炭酸飲料を一気に飲んだ

「美味い(笑)」

斗真は飲み干した缶を自販機の横にあるゴミ箱へ狙いを定め投げ込んだ

「凄いー」

まなみは拍手した

「私もやりたい!」

まなみはピッチャーの真似をして片足を上げて手を振るとぐらついた

「危ない!」

とっさにまなみのウエストを掴んで引き寄せていた

ムギュ

ん?弾力のある胸が斗真のお腹に当たる

思わず手を離した

「わっ、ごめん」

「……ううん、私こそごめんなさい」

2人は真っ赤になって反対を向く

ゴミ箱に入らなかった缶を斗真は拾って入れた

「ありがとう、ピッチャーって難しいね」

「足を上げるからだよ」

「そっか……つい嶋本くんの真似しちゃって」

「お前ってそそっかしいんだな」

「あっ、自覚はある……かな(笑)」

「帰るか」
「うん」