野球部の合宿が始まった
「1年生はマネージャー1人しかいないんだからサポートもするように」
『はい!』
全体練習も終わりバッテリーと野手組に分かれる
斗真はドリンクの補充に宿舎のキッチンに向かった
「あっ、バッテリー組も補充?ちょっと待ってね」
「こっちは人数が少ないから自分でするからいいよ、野手組のやってあげて」
「じゃあ、お願いね」
まなみは野手組のドリンクを持ってグラウンドに向かった
選手の着替えも次々にたまっていく
何回洗濯機を回しただろう
干したあとにはつぎの選手の洗濯物がすぐにたまる
まなみはバッテリー組に洗濯物を回収に行った
「あっ、ごめんなさい」
ちょうど斗真がアンダーシャツを脱いでいた
「俺が最後だよ、お願い」
「うん」
「マネージャー、顔赤いけど大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫」
まなみは斗真の鍛えられた身体を見て赤面していたのだ
洗濯物が入った籠をもって宿舎に走っていく
嶋本くんの裸見ちゃった……
がっちりしたいい筋肉、ドキドキしてきちゃった
夕食も終わりミーティングの為みんな集まっていた
先生待ちでみんな雑談をしている
「おい、見ろよ、マネージャー巨乳だよな」
斗真はついマネージャーの方を見た
タンクトップに短パンでスラリと長い足を組んでいた
「見たらダメだろ」
「普通の男なら見る(笑)」
「じゃあ、ミーティング始めるぞー」
先生が来て話はそれた
ミーティングも終わり自由時間になった
「俺、走ってくるけど誰か行くやついる?」
「えー、斗真マジか」
「マジマジ、いつも走ってるし」
「パスパス、もう一日中練習で疲れてるし」
「そっか、じゃあ行ってくるな」
斗真は1年部員に見送られて走りに出ることにした
外に出ると洗濯物を干しているマネージャーがいた
まだ仕事してんのか、大変だな……
まなみが物干し竿に手をかけるとタンクトップの脇から胸が見えた
そのまま通り過ぎればよかったと思ったが前を通るのに無視も出来ない



