知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「でも、あの噂の頃からマネージャーが斗真の事を気にしてるような気がするんだよな、まあ俺の勘なんだけど」

「えー、それダメじゃんー、愛美もぼーっとしてるから心配なんだよね、何かあったら教えて欲しい」

「うん、いいよ、LINE交換しとく?」

「うん、お願い」

「斗真は誰にでも優しいから」

「愛美もだよ、お人好しすぎるんだよ!」

「いいね、石田さん、ハッキリ言うの気持ちいいね(笑)石川の周りにはそういう子が必要なのかもね」

斗真が気になって後ろを向く

「話してるか?」

「大丈夫(笑)お前らの事を話してたんだよ」

「2人で行ってていいよ」

「じゃあ、遠慮なく」

斗真は大きな手で愛美の頭を引き寄せた

「いつも、あんだけ引っ付いてたら誰も誤解しないのにね」

「石川が目立つの嫌いだからね……ほら、やめてって言ってる(笑)」

「ホントだ」

「斗真は好きすぎてイチャイチャしたいんだけどね」

学校の門が近くなると2人は離れた