知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


夕方斗真が帰ってきた

「母さん、愛美に誕プレ買いたいんだけど、どっか連れていって、何にしよう……」

「そうねぇ学校はシュシュはOKなの?」

「シュシュって?ちょっと待ってて」

2階から生徒手帳を持っておりた

「んー、髪は肩にかかる長さは結ぶこと、色は黒、茶色、紺、リボンも無地のものってある」

「昔はリボンが多かったのよね(笑)じゃあ、雑貨店に行ってみましょ」

斗真を車に乗せて雑貨店に行く


「こういうのをシュシュっていうの」

「学校でみたことあるかも、愛美がしてるのは見たことない、愛美、高校入ってからポニーテールしてるからいいかも〜」

「じゃあ、これにしましょ、普段使いの可愛いのも買ってあげたら?」

「わかったー」

斗真は黒、紺の無地のシュシュと柄物のシュシュを買った

「いつ渡すの?」

「明日の朝、愛美が電車に乗る前、駅に持っていく」

「今日、土曜日か……」

「うん、夜練習もあるから明日にする、ちょうど誕生日当日だし」