「はぁ、もう、俺、愛美の事何も守れてないじゃんー、本当に悪い……ごめん」

斗真は頭を愛美にひっつける

「斗真は謝らないで、ちゃんと大事にされてるのはいつも思う……それでね、あの……あのね」

「うん」

「高校に入ったらお互い部活でまた忙しくなると思うのね」
「そうだな」

「バレンタインの時に、誕生日教えてくれて今日の帰りに家に来いって言った時に……

そういう事をするのかなって思ったから、覚悟は出来てる……」

「嘘……マジ?」

愛美は真っ赤になって頷いた

「でも、でもね、口が痛いからどうしようって思ってて、斗真に悪いなって……

ゲームに逃げちゃった」


斗真は愛美から離れ後ろの壁に頭をぶつけた

ゴン!

「まーじかー、愛美は分かりづらいよ

俺だけが好きでたまらないと思ってた

愛美って好きってあまり言ってくれないしさ、キスだって軽くするだけだし」

「それは……恥ずかしいからで……私の性格わかるでしょ?

恥ずかしくないなら他の男子とも普通に話してるよぉ」

愛美は斗真のぶつけた頭をなでる

「それもそうか(笑)でも、ホントに覚悟できてる?」

「えーっと……はい……もう恥ずかしい」

愛美は自分の顔をパタパタとあおぎだしたと同時に斗真の手は愛美の後ろからブラウスのボタンを外し始めていた

「ちょ……斗真、早い」

「だってお互いの気持ちがわかったから、えっダメだった?」

「ムードは?」

「愛美ののんびりタイムには合わせらんない(笑)」
「ひどー(笑)」

「ごめん、でもホントにいいのか?」

「うん、大事にしてくれるんでしょ?私の事」

「もちろん、一生愛美しか抱きたくない」

「プロポーズみたい(笑)」

「そうとってくれても構わない」

「そっか……ありがとう」

話しながらも斗真の手は止まらない

「俺自信過剰?大丈夫かな?」

「大丈夫(笑)なんじゃないかな、そう思ったら私がお姉さんぶりを発動するから」

「ぜーったい無理だって、ほら手あげて」

バンザイをさせられて上を脱がされた

「そんなことないもん!」