「あー、さっぱりした、母さんジュース」
「あんた、服……」
「風呂場に直接いったから2階」
ジュースを2つ用意してくれた
「愛美ちゃんにもね……ねぇ、あんたホントに手出してないでしょうね」
「うん、母さんと約束したからね
中学の間はしないから……愛美の事大事だし」
「まあ、高校もそりゃ嫌だけど年頃の男子だし親がそこまで制限するのもおかしいけど自分の気持ちだけで突っ走らないで愛美ちゃんの事もちゃんと考えるのよ」
「何かさ俺ってそういう風に見えんの?」
「うーん、兄ちゃんよりは見える」
「兄貴にはかなわねぇから、比べて欲しくはない、俺、愛美に会って変わったと思うよ」
ジュースを持って2階に上がって行った
ドアの外から声をかける
「愛美、着替えた?」
「うん!」
ドアを開けて中に入る
「ちょっとー、何で裸なの!」
「直接風呂場に行ったから」
「外に出てるね」
「いい、はおるだけだから」
斗真はさっと服を着た
ベッドに座っていた愛美は珍しくゲームをしていなかった
「もしかして亜子の事を考えてた?」
「……!?何でわかったのー、斗真ってエスパー?」
「(笑)愛美限定のな」
「気にするな、絶対俺が守る」
「ありがと、亜子だけじゃなくて沙耶の事も気になるの、責められてないかなって」
「あー、部活の仲間に黙ってたから?」
「うん……茜はああ言ってくれたけどみんなには話してないから」
「俺はさ、部活の奴らがしつこかったから話しただけで、愛美は無理に話すことはないと思うよ
自然に広がるよ、付き合う事は何も悪いことじゃないんだからさ周りから言われることじゃない
聞かれたら付き合ってるって言えばいいこと」
「うん……斗真……今私の考えてる事わかる?」
斗真は愛美の顔をじっとみてから愛美にキスをした
「合ってる?」
「合ってる(笑)斗真……好き」
「えっ、愛美から言ってくれた、すげー嬉しい」
「いつも、斗真は優しいし、さっきの不安な気持ちも斗真と話すと楽になる
私斗真に甘えてばっかりだけどちゃんと気持ちを伝えなきゃって思って……」
斗真は愛美を抱き締めた
「マジで嬉しいから……」
「恥ずかしいけど、みんなこんな気持ちで斗真に告白してたんだね、凄いと思う……」
「うん、俺もさ愛美を好きになってみんなの気持ちがわかったんだ
俺はモテるって偉そうだったから」
「亜子にも認めてもらいたいね」
「俺がちゃんと話はするからな」
「うん」
2人はもう一度キスをした
俺……半年我慢できるかなぁ