学校は夏休みに入っていた
いつまででも寝れる愛美は起きたら昼だった
県大会が終わり3年生は引退となる
LINEを開けた愛美は斗真からの着信に気づき電話をした
「もしもし?」
「お前、今起きたのか?」
「うん!おはよー」
「遊びに来ないかなと思ってかけたんだけど……」
「斗真ん家に?」
「うん」
「お母さんいないのに怒られない?ウチのママも4時過ぎには帰ってくるよ」
「3時間あるじゃん」
「うーん、まあ、そうだけど……じゃあ、着替えて行くね」
愛美は自転車に乗り斗真の家に行った
「お邪魔します」
「どうぞ、飯食った?」
「食べてない、だって起きてすぐ電話したんだもん、これ持ってきた」
愛美は鞄から栄養補助食品を取り出す
「そっか(笑)食べていいよ」
「うん」
スティック状の食品を食べ始める
斗真が飲み物を出してくれた
「ありがとう……モグモグ」
「ホントに昼まで寝るんだな」
「うん、幸せ〜」
「1人で起きれない?」
「一応目覚ましはかけるんだけどね(笑)」
「起こすのは俺の役目だな(笑)せっかく朝から遊べるかなと思ってたのに……昨日言っとけばよかったな」
「うん、お願いします(笑)」
「これからどうするかなって思って……」
「今日?出かけるの?」
食べ終わった袋を斗真が受け取りゴミ箱に捨て愛美の隣に座った
「違うよ、これからの俺達のこと……
堂々と付き合うかってこと、全く〜俺だけ?
真剣に考えてたのは……」
「あ〜、ごめん、今同じクラスだからそこまで考えてなかった(笑)あっ!」
「やっぱり忘れてるし(笑)」
「今日で3ヶ月だー」
「そう、思い出してくれた?写真撮ろうぜ」
2人は写真を撮ったが前回の亜子のことがあるのでSNSに載せるのはやめることにした
その代わりLINEのステータスに書き込むことに
‘’付き合って3ヶ月、好きだよM、大事にする♡‘’
「じゃあ、私も……」
‘’ありがとう♡‘’
「気づく人いるかな?私は誰にも話してないから多分わからないはず」