「愛美、早く食べて」
「うん……モグモグ」
愛美の食事もやっと終わり、愛美の家に戻ってきた
「すぐ支度してくるね」
斗真の家の車で行くことになっていたから2人はしばらく車で待つ
「ねえ、斗真、何でタイムラインとかプロフィール画像変えたりしたの?
バラしたくないのか公表したいのかどっちとも取れるじゃない?」
バックミラーから斗真に話しかけた
「うーん、修学旅行でも3人に告白されたんだ
もちろん断ったんだけど、愛美が言うには女子の部屋で、付き合わないからチャンスがあると思う子もいるらしいって聞いたらしくて
昨日お互いの気持ちをちゃんと確認してから付き合うことに決めたけど部活の引退までは内緒にしようって決めたんだ
それなら1枚載せて彼女がいるって事を知ったら諦めてくれるし、告白も減るんじゃないかと賭けに出た」
「斗真は愛美ちゃんが好きだったの?」
斗真は簡単に愛美との出会いを話した
「昨日……何もしてないでしょうね?あんなにひっついた写真撮ってさー」
「あれは信じてもらえないと思って……愛美は恥ずかしがりだから隠したいって」
「まあ、そんな感じするわね、斗真とはだいぶ性格は違うとは思うけど」
「うーん、だから惹かれたんだと思う
俺にないもの?話しやすい子はたくさんいるけど友達感覚だし、口が立つ子は俺が腹立つ気がするんだよね」
「まあ、斗真の言う事もわかる(笑)」
「何もしないからまた集まったら一緒に寝てもいい?」
「わかったわ」
母さんに彼女という存在を話す事が自分で来る日があるなんて全く思っていなかった
でも意外とちゃんと話せたし、結果的に昨日母親同士が会わなかったら愛美と付き合うまでにはなってなかった