「正直に言うと、好きって感情がわからなくてさ、最近気付いたんだよ
どんどん愛美のことを好きになっていくんだ
愛美!お前はめっちゃいい女だよ!」
斗真は顔がクシャっとなるほどの笑顔だった
「ヤバい……」
愛美は自分の顔を手で隠した
「何が?」
「恥ずかしいんだけど、この間斗真に頭を撫でられてから斗真のその笑顔が可愛くて、カッコよくて目で追っちゃう
私こそキモいかも……」
「えっ、マジ?俺って愛美の視線に気づけなかったー、バカだ(笑)」
ゴン!
頭を反らして壁にぶつける
「痛ってえ」
「大丈夫?(笑)」
愛美が頭を撫でてくれた
「愛美と話してるから笑えるんだよ、俺今顔がヤバいくらいニヤけてる(笑)」
「えー可愛い(笑)あっ、可愛いって嫌?」
「愛美なら全然いい、マジで恥ずかしい」
「旅行中にね、斗真が3人に告白されたって同じ部屋の子が言っててね、ちょっとモヤッとしてつまんないって思ってたの」
「今度は好きな人がいるって断ったんだ
俺、愛美のことやっぱ好きなんだなって思い始めたからさ、期待持たせることをしちゃいけないって……
うん、愛美のこと好きだ」