「時間が合う時でいいから遊びたいんだけど、俺と遊ぶのは無理?」
「ちょ、ちょっと急すぎない?」
「駄目?」
「嫌っていうんじゃないのよ、ただお互い部活を頑張らなきゃいけないと思ってるのね」
「頑張るよ、それはもちろん」
「LINEやゲームも嶋本くんとするの楽しいよ、でももう少し今まで通りじゃ駄目かな?」
「電話はしてもいいのか?」
「(笑)いいよ」
「2人の時は斗真って呼んで欲しいし、俺も愛美って呼びたい」
石川は真っ赤になった
「私にはハードルが高いな(笑)でも……うん、いいよ」
「……愛美」
愛美は名前を呼ばれるとドキッとした
「な、何?」
「ゲームもう少ししよ(笑)」
「うん!」
今度はアプリの対戦ゲームを始める
「俺さぁ」
「ん?」
「もっと早く愛美に会いたかった」
「まだ中学生だから早いほうじゃない?」
「愛美の考えてること大人だな、しっかりしてるし」
「私は全然しっかりしてないよ、トロいし、何でも遅い(笑)
まだ本当の私を知らないだけだよ、えいっ!今の間にー(笑)」
「あっ、負けたー」
「やったぁ」
斗真は携帯を手から離して飲み物を一気に飲んだ
俺は優しくフラれたのかな?
ゲームをしている愛美は楽しそうでケラケラ笑っていた
次の誘いはしばらく出来ないか……