知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


次の日のバドミントン部

「えっ、嶋本くんから連絡がきてないの?」
「うん……」

「疲れすぎて寝ちゃったとか?」

「それは斗真らしくない」

「稔くんは7時頃電話があったよ、やっぱり声のトーンは低かったけど、昼から会う予定だよ、愛美断ちしてたのにね」

「そこよ!斗真らしくないって思うのが、めちゃめちゃ誉めてあげたいのに、帰り寄ってみる」

華の家には稔が来て2人で昼食を、食べていた

「美味しい」
「ありがと」

「昨日の嶋本くんの様子はどうだった?」

「斗真に限らずみんなバスの中は静かだったよ」

「愛美に連絡してないみたいでね……」

「えっ、斗真が?それはちょっと心配だな」

「稔くんは昨日どうして使ってもらえたの?」

「先輩がバッティングの調子が悪かったからなんだよね

でも緊張した、エラーしたらどうしようって、震えてたよ

あの中で投げる斗真はやっぱり凄いよ……

打線がつながらなかったからな、斗真は2点でおさえてくれてたのに」

「でも、かっこよかったよ」

華は食べ終えて食器を洗っていた

稔が後ろから華の背中に頭をつけてきた

「俺……もっと頑張らないと……」

声が震えていた

華は蛇口を閉めて振り向いた

「悔しかったんでしょ、泣いていいよ、いつもみんなの前で笑顔でいるもんね」

華はソファに連れていき稔に膝枕をした

「頑張った頑張った」

優しく頭をなでると鼻をすする音が聞こえてきた