知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「えっ?愛美断ち?」
華が聞く

「いやいや、キスしてるじゃん」

「キスはいいんだって、Hしないってことよ」

「夏まででしょ?普通じゃん、あたし達なんて全然できないのに」

「ハハッ、それはそう(笑)まあ自分の中の目標なんだろうね」

「稔くんも嶋本くんに合わせそうな感じ」

「ごめんねー」

「野球部が夏の大会が大事って事はわかるし、稔くんの真剣な顔も好きだしね、仕方ないか、うちらも総体がんばらないとね」

先に愛美らの総体が終わり華がキャプテンに指名された



夏の大会の予選が始まった

生徒はバスで球場へ行きスタンドで応援する

「スターティングメンバーの発表をします」

順番に発表されていく

「3番、ピッチャー、嶋本くん」

華と顔を見合わせた

「先発だよ、愛美」

「うん、いつ言われたんだろう、昨日の夜は何も聞いてなかったんだけど、ドキドキするよ」

愛美は華の手を握った

手汗かきの愛美に華はタオルを握らせた

斗真は無失点でおさえ、コールド勝ちをした

2回戦、3回戦と勝ち抜いていき準決勝までいった

「華、白方くん、入ってるじゃん」

「本当だ、上手い先輩がいるのにって言ってたのに」

2人は大声を出し、応援したが2対1で惜敗した

部員はスタンドに御礼をいいに整列したが斗真の顔は帽子を深く被り見えなかった

斗真……


夜、稔から華に電話があった

「華ちゃん、久しぶり」

「お疲れ様、今日残念だったけど、稔くんは打ててよかったね、かっこよかった」

「ありがとう、明日の部活は?」

「午前中だよ、1時くらいに帰れるよ、うちにおいでよ」

「下の子は夏休みで面倒みないといけないんじゃないの?」

「応援かもしれなかったから児童クラブに最初から頼んでたの、お昼一緒に食べよ、ゆっくり休んで」

「ありがとう」