年が明けての3日には愛美の家で両家が集まっていた
夏にバーベキューができなかったから母親同士で決めていた、今回は幸司朗も運転手として来ていた
「幸司朗くんは学部は?」
愛美のパパが尋ねた
「教育学部です」
「教員になるのかい?」
「はい、高校で野球を教えたいんですよね」
「いいなぁ、俺もそうしようかなー」
「斗真の今の頭では教師は無理だよ」
「だよなぁ」
「勉強を頑張ればいいんだよ」
「うーん、兄貴みたいに両立って器用にできないんだよなぁ」
「愛美ちゃんはなりたいものはないの?」
「特に今は思いついてないです、でも資格がってママにいつも言われてます」
「愛美は俺のお嫁さんでいいんだよ」
「あなた達は年が同じだから卒業と同時に結婚なんてできないでしょ
収入がない人にお嫁さんを下さいなんて言えるわけないじゃない」
「あー、そっか、俺が働かないと愛美を嫁にもらえないのか……」
「全く、斗真は時々変な事言うよな、恥ずかしいだろ」
「幸司朗くん、似た者同士よ、話聞いてなくて必死でケーキを食べてる子がここにも……」
みんなが愛美を見た
「美味しいよ、ここのケーキ(笑)」
幸司朗の運転で斗真達の家族は帰ってきた
「腹一杯、走ってくるかな」
「斗真、今日は遅いから30分にして、補導されないようにね」
「はーい、いってきます」
「父さんは寝るよ」
幸司朗と母親はコーヒーを入れた
「斗真はよく走るな」
「そうね、ピッチャーの責任感かしら」
「頑固だし、ストイックだし、決めたことは曲げないから中学から付き合って結婚までなんて思うんだろうな」
「そうね、まあ愛美ちゃんもいい子だし嫁にはいいけどね(笑)その真っ直ぐさが逆に心配になる時もあるわ」
「ヤキモチとかヤバそう、俺は斗真みたいに彼女とか連れてこないからね」
「はいはい、わかってますよ」
幸司朗は部屋に上がって行った
斗真の方が結婚は早そうね
マグカップを流しにおいて寝室に行った
斗真が帰ってくると1階は真っ暗だった
あれ?もうみんな寝た?



