知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「……どした?黙って」

「石川ってあんなに喋るんだな」

「そうなんだよ、喋る喋る、だから二面性」

「あー、でも何でこの時間にいるのさ」

「今日、泊まるから」

「えっ、家族は?」

「いる、さっき母さんが呼んだし、兄貴もいる、愛美が今日夕食作ってくれたし」

「そこまで家族公認かよ、先輩ともマジで仲良かったからびっくりしたんだよな」

「そう、去年父親同士も顔合わせてるし、俺は愛美と結婚するもん、合宿でも言ったじゃん」

「半分冗談だと……結婚か」

「そっ(笑)まあ、そういう事だ」



愛美がお風呂から出てきて母親と話す

「明日の部活は?」

「2人とも午後からです」

「斗真、午後?」

「先輩達が打ち上げとかしてるんで先生にお願いしたそうです」

斗真が降りてきた

「風呂入ってくる」



「お母さん、お父さんは帰ってきてますか?」

「うん、時々だけど、平日になっちゃうから子供はあまり会えてないのよね

まあ、居ないことで2人とも自分のことはするようになったし、斗真が悪い道に進まなかったのは愛美ちゃんのおかげだと思ってるわ」

「夜、山本といたりとかですか?」

「そう、私の仕事も忙しくてこっそり遊びに出てたみたいでね

兄ちゃんが帰ってきてもいなかったりしたから兄ちゃんも私も斗真を怒ってばっかりで……

反抗期がきたーって思ったけど愛美ちゃんに気に入られるには素行が悪いと避けられると思ったんじゃないかな」

「でも、真面目にランニングはしてたからちょっと山本が珍しくて楽しかったんでしょうね

お兄さんは反抗期なかったんですか?」

「反抗期はそこまでないけど、今遊んでるんじゃない?(笑)」

「私甘えん坊だからお兄ちゃんが2人いるみたいで楽しいです」

「斗真は任せた」
「はい!」

斗真がお風呂からあがってきた

「明日午後からなんだって?」

「うん、10時までは余裕で寝れるな、あがろうぜ」

「おやすみなさい」
「おやすみ」