知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


斗真とまなみが体育館に着く頃、まなみの友達は体育館を出ていた

完全にすれ違っていた

「あれ?」

稔と華が食事を終えて体育館横を通る

「どうした?」

「あっ、河原が1人だったから友達と合流すればって連れてきたんだけど……」

「もう大丈夫よ、LINEして合流するから」

「あぁ、じゃあ……また教室で」

「愛美は?」

「さっき連絡したんだけど返信が来ねぇ」

「じゃあ、中庭で待つ?」

稔が提案した

「ウロウロしてるより、待ち合わせ場所決めた方が石川も来やすいだろ」

「そうだな、じゃあ、中庭で待つって送る」

「あたしも待っていい?一緒に回ろうって朝言ってたから」

「いいよ、じゃあ行こう」

3人は中庭のベンチで座っていた

「どっか面白そうなとこあった?」

「まだ食事しただけだよ」

「嶋本くんは何で愛美と約束してないの?あたしと回りたいって言うからちょっとびっくりなんだけど……
そこはカップルで回るんじゃないの?」


「うーん……まあ、昔から愛美は目立つ事が嫌なんだよな、中学の時も色々あって」

「あー、なるほど、中学の時はどうしてたの?」

「とりあえず部活の引退まで待って、それからは帰りは送っていって話したりしてたよ」

「じゃあ、中学の時は2人で歩くのも平気だったんだね」

「んー、でも温度差はあったな、俺は堂々としたいけど愛美は恥ずかしさが勝って……

それに愛美に嫌な思いをさせてたのが後々わかって、だから外でデートとかはしてないかな」