知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…



稔は1組の教室に向かった

「あれ?」

華が気づいて手を振ってくれた

「どうしたの?」
「んー」

「さっきまで、渡辺くん座ってたんだよ」

「今交代になったからお昼でもどうかなって誘いに来た」

「あたし?」
稔は頷いた

時計を見て
「あと10分待てる?」

「うん、待つ」

10分後、華は交代して稔と教室を出た

「愛美から連絡があるかもだけど」

「うん、いいよ、斗真はまだ教室なんだよ」

「あの二人って今日一緒に回るの?」

「いや、聞いてないけど……うちのクラスが休憩とか交代を守らない奴が多くて今もどうなってるかわかんないんだよ」

「誰よ、実行委員は!ちゃんとグループ分けしなさいよね(笑)」

「それはそう(笑)」

おもしれ〜こういうとこ楽しいんだよな

「何でそんなに笑ってるの?」

「いや、楽しくて(笑)何食べたい?」

「いいの?白方くんの意見は?」

「石田さんが食べたいものでいいよ」

「そうね……うどん!」

「じゃあ、行こ、グラウンドだね」
「場所覚えてるの?」

「まあね(笑)」

頼もしいな

「席取り出来る?注文してくるけど」
「見たいから一緒に並ぶ」

「わかった」
「あたし、自分の意見を言いすぎる?」

「ううん、言ってくれた方が俺はいいかな、遠慮しないで欲しい」

「ありがと」

6組では斗真が愛美にLINEを送っていた

“もうすぐ教室出れるから連絡して ”

ん?河原1人か

「河原?友達は?」

「体育館のライブが終わったら戻ってくるはず」

「俺今から下におりるけど体育館まで行ってみる?」

「そうね、いいのかな?」

「何が?」

「隣を歩いて彼女さんに怒られない?」

「あー、それはない」

どっちにもとれる返事だとまなみは思った

斗真が下に降りてる頃愛美は幸司朗と分かれて違う階段を昇っていた