知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「ちわーす」

稔が幸司朗を見つけて挨拶に来た

「斗真は?」

「実は射的の景品がなくなりそうで今買い出しに行ったところなんです、約束してましたか?」

「いや、行くのは言ってあるけど時間はわからないって斗真が言ったから愛美ちゃんと来た」

「すみません……斗真には戻ったら伝えておきます、何かしていきますか?」

「愛美ちゃん、何がやりたい?」

「えーっと、景品がなくなりそうな射的がやりたいです(笑)」

「石川、マジかよ〜」

「ふふっ、ね?」

幸司朗の顔を見て笑った

「愛美ちゃん、気が合うね、同意見だよ(笑)」

幸司朗は愛美の肩を持って射的の前に連れていく

「ねぇ、さっき腕組んでたのに今度肩抱いてる」

「怪しい」

幸司朗は銃を持って愛美と一緒に構える

「まなみ、見てよ」

まなみは振り返った

嶋本くん以外の人と仲良くしてる……

「愛美ちゃん、さっきから視線を感じるんだけど……」

愛美は後ろを見た
女子達が見ていた

「きっとお兄さんがカッコイイからですよ」

こそっと耳打ちする

「いやぁ、照れるな(笑)」
「じゃあ、私打ちますね」

ピシッ

当たったけどキーホルダーだった

「じゃあ、次は俺、愛美ちゃんは欲しいものは?」

「さっき、隣のカチューシャ欲しかったんです、ズレて違うの取っちゃったんで」

「カチューシャね……」

ピシッ!

「やったぁ」

愛美は幸司朗に抱きついてピョンピョンはねた
愛美の頭を撫でる

「稔、距離が短けーよ、だから景品が無くなるんだよ(笑)」

「そうですね、今みんなで話してたところです(笑)どうぞ」

「ありがとう、愛美ちゃんつける?」

「はい、今日は校則OKなのでつけます」

「じゃあ」

ナイロン袋に入っているカチューシャを開けて愛美に付けた

「ちょっと待って(笑)前髪は上げないで下さい、恥ずかしい」

「えっ、あっごめん(笑)」

愛美の前髪を手で下ろしていく

「キャー、近すぎない?」
「触ってる」

稔は幸司朗からゴミを受け取りお辞儀をした