知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「あら、どうしたの?珍しい、愛美ちゃんがおりてくるなんて」

「斗真が寝ちゃって……」

「よっぽど疲れてたのね」

「お母さん、アイシングって斗真は家でやってますか?」

「時々やってるわよ」

「今日試合してるからやった方がいいのかな?って」

「でも、寝てるんなら疲れをとる方がいいと思うわ」

「そうね、寝てるなら起こさない方がママもいいと思う」

「斗真も愛美ちゃんに会って安心したんじゃない?合宿から帰ってから少しイライラもしてたし」

愛美はアイス貰いますと言ってママの隣に座った

「斗真ってやっぱりイライラするんですか?この前みたいに拗ねるのとはまた違う感じです?」

「するわよ、兄ちゃんと全然違う(笑)」

「しっかりしてるって印象は確かにあるけど……」

「愛美ちゃんの前だからよ、愛美ちゃんに嫌われたくないからカッコつけてるのよ」

「でも、愛美の寝起きを見ても大丈夫なのはある意味助かるわ(笑)」

「ママ、ひどい」

「あー、ほらアイス溶けてるから、ティッシュ、ティッシュ」

「ごめんなさい」

「斗真は自分で何でも出来るし、やっちゃうから愛美ちゃんのそういう出来ないところが可愛いんじゃない?

幸司朗も自分で出来るけど、愛美ちゃんみたいにドジなとこ見たら、何してんのさって冷たい目で見そうなのよ(笑)」

「見た目はお兄ちゃんの方が優しい感じなのにね」

「気に入った人には優しい(笑)斗真はあまりわけへだてなく人付き合いも上手いからみんなと仲良くなって愛美ちゃんも心配なところも出てくるかもしれないわね

この前怪我したみたいに」

「でも、それが斗真くんのいいところだから愛美も可愛がってもらっているぶん斗真くんにわがままばっかり言っちゃダメよ」

「わがまま?」

「くうちゃん、わがまま言ってたら毎日会いたいとか言って会ってるわよ」

「そっか(笑)わがままは違うか、ごめんね、動かない子に訂正するわ(笑)」

お酒も入ってきていてママ達はお喋りが止まらない

愛美は2階に上がって行った