知らなかった、お前をこんなにも好きになるなんて…


「斗真、疲れてるみたいです」

リビングに戻った愛美は母親達に言った

「最近斗真、元気ないのよ、愛美ちゃんに会ってないからだと思うわよ」

「暑さもあるわよね」

「それもある、1日だもん」

「お待たせ、あっ、ママの唐揚げ」

「今日は愛美が作ってくれたのよ」

「マジ?食べる、いただきます」

斗真はいつもの黙っての早食いでたいらげた

「ふぅ、お腹いっぱい、ご馳走様」

「相変わらず……モグモグ……早いね(笑)」

「まあ、いつもだな(笑)愛美はゆっくり食べていいよ」

斗真はリビングのソファに横になった

「食べて…モグモグ…すぐ寝ると…モグモグ…」

「牛にはならねぇ(笑)」

ソファから聞こえた

「確かに……」

「愛美の方が食べながら話さないの!」
「はーい」

「愛美ちゃん、いつでも来ていいからね」

「はい、斗真が1日練習だからしんどいかなって思っちゃって……」

斗真が立ち上がった
「30分でも会って話せばよかったな」
「うん!」

「お盆休みに会えると思ってたからね、仕方ないわよ、そういう時もこれからたくさんあるわよ」

「うん……斗真と勝負しなきゃ、私の方がゲーム進んでると思うんだよね、部活してなかったから(笑)」

「いや、でも夏休み入ってから結構頑張ったし……」

2人は話しながら2階へ上がる

「後でアイスもあるわよ」
「はーい」

斗真の部屋に入ると斗真はベッドに座り両手を広げた

愛美がニコッと笑顔で走ってきて斗真の胸に飛び込んだ

「うっ!……」

「あっ、ごめんね」

「強烈だったな(笑)」

「だってー、久しぶりなんだもん!」

「久しぶりだな、愛美の匂いだ……」

「斗真の匂いだ(笑)」

ギューっと抱きしめた

愛美はクルリと後ろを向き斗真にもたれる

「あ〜定位置、定位置(笑)」

「だな」

2人はゲームを始めた