――――――――――――
名前 マナ・スカーレット
種族 :人間
レベル:20
体力 :80
筋力 :60
速度 :100
スキル:【上段斬り】
:【下段斬り】
:【剛剣】
:【見切り・初級】
:【貫通】
――――――――――――
最終的にマナのステータスはこんな感じになった。
まだまだパワーレベリングはできるんだけど、あまり一気に強くなると力の加減が難しくなるからな。
「いったんここで終わりにしよう」
「うん、ありがとう!」
マナは本当にうれしそうだ。
「うわー、素振りも速い~!」
と、剣を振っている。
「ふいー、疲れた……」
それから、ふいに肩で息をし始めた。
「ん?」
「なんだか、普段より疲れやすい気がするの」
と、マナ。
ハアハアと荒い息をついているし、汗だくだ。
今、ほんの数回の素振りをしただけなんだけど……。
「まだ何回か剣を振っただけだよな?」
確認する俺。
「うん、普段ならさすがにこれくらいじゃ疲れないし」
「やっぱりパワーレベリングの影響か?」
レベル8に上がったときには『全然疲れない』って言ってたのに。
レベル20に上がると、また違うんだろうか。
一振りがさらに鋭くなって、体力の消耗が激しくなったとか?
剣の世界は奥が深い――。
「体にどこか違和感とか、不調はないか?」
心配になってたずねた。
「違和感も不調な感じもないよ。むしろ、元気がみなぎってる感じ。えへへ」
笑うマナ。
「ただ――その元気に、体が追い付かない、っていうか」
「追いつかない?」
「思った以上に力が出すぎて、やたらと疲れるんだよね。多分慣れてないからだと思う。気合いが空回りする感じ、っていうか……」
「なるほど……」
「だから、慣れれば大丈夫だよ。まず『強くなった自分』に慣れるところから始めてみる。ありがと、レオンさん」
「俺で役に立てたなら何よりだ」
「あたし、ちょっと自主練してくるね。それじゃ」
言うなり、マナは元気に駆け出して行った。
「絶対、もっと強くなるからね、あたし!」
「ああ、その意気だ」
よし、俺もがんばろう――。
「ですね」
ヒスイがぴょんぴょんと俺の周りを飛んでいた。
名前 マナ・スカーレット
種族 :人間
レベル:20
体力 :80
筋力 :60
速度 :100
スキル:【上段斬り】
:【下段斬り】
:【剛剣】
:【見切り・初級】
:【貫通】
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最終的にマナのステータスはこんな感じになった。
まだまだパワーレベリングはできるんだけど、あまり一気に強くなると力の加減が難しくなるからな。
「いったんここで終わりにしよう」
「うん、ありがとう!」
マナは本当にうれしそうだ。
「うわー、素振りも速い~!」
と、剣を振っている。
「ふいー、疲れた……」
それから、ふいに肩で息をし始めた。
「ん?」
「なんだか、普段より疲れやすい気がするの」
と、マナ。
ハアハアと荒い息をついているし、汗だくだ。
今、ほんの数回の素振りをしただけなんだけど……。
「まだ何回か剣を振っただけだよな?」
確認する俺。
「うん、普段ならさすがにこれくらいじゃ疲れないし」
「やっぱりパワーレベリングの影響か?」
レベル8に上がったときには『全然疲れない』って言ってたのに。
レベル20に上がると、また違うんだろうか。
一振りがさらに鋭くなって、体力の消耗が激しくなったとか?
剣の世界は奥が深い――。
「体にどこか違和感とか、不調はないか?」
心配になってたずねた。
「違和感も不調な感じもないよ。むしろ、元気がみなぎってる感じ。えへへ」
笑うマナ。
「ただ――その元気に、体が追い付かない、っていうか」
「追いつかない?」
「思った以上に力が出すぎて、やたらと疲れるんだよね。多分慣れてないからだと思う。気合いが空回りする感じ、っていうか……」
「なるほど……」
「だから、慣れれば大丈夫だよ。まず『強くなった自分』に慣れるところから始めてみる。ありがと、レオンさん」
「俺で役に立てたなら何よりだ」
「あたし、ちょっと自主練してくるね。それじゃ」
言うなり、マナは元気に駆け出して行った。
「絶対、もっと強くなるからね、あたし!」
「ああ、その意気だ」
よし、俺もがんばろう――。
「ですね」
ヒスイがぴょんぴょんと俺の周りを飛んでいた。