「あ、そうだ。マナのパワーレベリングも進めさせてもらってもいいか?」
「えっ、それって前に言ってたやつ?」
「ああ」
「嬉しい。やった!」
俺の言葉にマナがぴょんと跳んだ。
嬉しいとすぐにジャンプするな、この子……。
まあ、可愛いからいいんだけど。
「スライム相手にコツをつかんだ。ただ、レベルは5刻みくらいでやってみよう」
念のために、な。
「最初に【鑑定】でマナのステータスを見る必要があるんだけど……いいかな?」
【レベルアッパー】で対象のレベルを指定しなきゃいけないんだけど、元のレベルを知らないと、強くしすぎたり、逆に元の数字より弱くしてしまうこともありうる。
「【鑑定】……それって、どの辺まで見られるの?」
マナが急に恥ずかしそうな顔をして胸元を押さえた。
「……別に体のサイズとか体重まで見えるわけじゃないぞ」
「なんだ、よかった!」
とたんにホッとしたような顔をするマナ。
「さ、レオンさん、どうぞ~」
と、俺に向き直る。
「じゃあ、失礼して――【鑑定】!」
俺は【鑑定】スキルで彼女のステータスを見せてもらった。
――――――――――――
名前 マナ・スカーレット
種族 :人間
レベル:3
体力 :12
筋力 :9
速度 :15
スキル:【上段斬り】
:【下段斬り】
――――――――――――
なるほど、剣士系のスキルを身に付けてるんだな。
レベルが3っていうのは、人間としてどれくらいの水準なんだろう?
まだ、この鑑定スキルをちゃんと使った経験がほとんどないから未知数だ。
「マナのレベルは3だから、まず10にしてみよう」
「レベルを上げる?」
「ああ、俺が教えてもらった術式は『対象のレベルに干渉する』方式なんだ」
暗黒竜王から教わった内容を思い出しながら説明する俺。
「だから、特定のステータスだけを伸ばすことはできない。たとえば、マナの体力だけを12から50にするとか、そういうピンポイントのパワーレベリングは使えないんだ」
「ほむふむ」
マナがうなずく。
「あたしは強くしてもらえるだけでオールOKなので……ぜひお願いしますっ」
「よし、じゃあリラックスしてくれ。今からマナのパワーレベリングを始めるぞ」
「えっ、それって前に言ってたやつ?」
「ああ」
「嬉しい。やった!」
俺の言葉にマナがぴょんと跳んだ。
嬉しいとすぐにジャンプするな、この子……。
まあ、可愛いからいいんだけど。
「スライム相手にコツをつかんだ。ただ、レベルは5刻みくらいでやってみよう」
念のために、な。
「最初に【鑑定】でマナのステータスを見る必要があるんだけど……いいかな?」
【レベルアッパー】で対象のレベルを指定しなきゃいけないんだけど、元のレベルを知らないと、強くしすぎたり、逆に元の数字より弱くしてしまうこともありうる。
「【鑑定】……それって、どの辺まで見られるの?」
マナが急に恥ずかしそうな顔をして胸元を押さえた。
「……別に体のサイズとか体重まで見えるわけじゃないぞ」
「なんだ、よかった!」
とたんにホッとしたような顔をするマナ。
「さ、レオンさん、どうぞ~」
と、俺に向き直る。
「じゃあ、失礼して――【鑑定】!」
俺は【鑑定】スキルで彼女のステータスを見せてもらった。
――――――――――――
名前 マナ・スカーレット
種族 :人間
レベル:3
体力 :12
筋力 :9
速度 :15
スキル:【上段斬り】
:【下段斬り】
――――――――――――
なるほど、剣士系のスキルを身に付けてるんだな。
レベルが3っていうのは、人間としてどれくらいの水準なんだろう?
まだ、この鑑定スキルをちゃんと使った経験がほとんどないから未知数だ。
「マナのレベルは3だから、まず10にしてみよう」
「レベルを上げる?」
「ああ、俺が教えてもらった術式は『対象のレベルに干渉する』方式なんだ」
暗黒竜王から教わった内容を思い出しながら説明する俺。
「だから、特定のステータスだけを伸ばすことはできない。たとえば、マナの体力だけを12から50にするとか、そういうピンポイントのパワーレベリングは使えないんだ」
「ほむふむ」
マナがうなずく。
「あたしは強くしてもらえるだけでオールOKなので……ぜひお願いしますっ」
「よし、じゃあリラックスしてくれ。今からマナのパワーレベリングを始めるぞ」