「つばさ、俺はつばさと生きて行きたい、他の誰でも無いんだ」

「侑斗、でもね、私は侑斗に頼ってばかりで、迷惑ばかりかけて、耐えられないの」

つばさは俯いて、泣いていた。

「俺が生活していく上で、つばさの笑顔とつばさとの会話が一番だ、だから、妻らしい事しなくちゃって、無理して、苦しい、辛い思いや、顔されると余計に俺が辛くなる、家の事は家政婦頼んだり、食事はデリバリーにしたり、いつもつばさが笑っていられる様にしよう」

「侑斗」

俺はつばさを抱きしめた。

これから、一日でも多くつばさと生きて行きたい。

次の日、兄貴から呼ばれて病院へ行った。

「謝罪して許して貰えたか?」

「だから誤解だって、浮気何てしてねえよ」

「そうか、それならいい、つばさちゃんを大切にするんだぞ」

「ああ、それより話って、そのことか」

兄貴の表情が曇っているのに不安が大きくなった。

「この間の検査で、数値が上がってきている、入院をした方がいいんだが・・・」

「じゃあ、入院させるよ」

兄貴は少し考えて言葉を発した。

「お前、ちゃんと毎日病院へ来れるか?」

「大丈夫だよ、約束する」

「お前がつばさちゃんに取って薬だからな」

俺は兄貴と約束した。

そしてまた、つばさの入院生活が始まった。