~~ あいミス! 穢翼のユースティアコラボ(妄想) 鍛錬所 フィオネ編 ~~(2023/8/18 再更新)
学園の鍛錬所、
今日は来訪者のフィオネも参加し、アシュリーやコトと剣技の鍛錬を行っている。
剣とは言っても真剣ではなく鍛錬用の刃引きの模造刀である。
「フィオネ殿、剣の鍛錬において、フィオネ殿の剣技は非常に素晴らしいものとお見受けしました。ぜひとも私との模擬戦をお願いしたいがいかがでしょうか?」
「ええ、構いません。アシュリー殿、どうかよろしくお願いします。」
と、アシュリーの提案で一般鍛錬だけではなく急遽アシュリーとフィオネによる模擬戦が始められる運びとなった。
「アシュリー・アルバスティー、参る!!」
「フィオネ・シルヴァリア、参る!」
二人離れ、剣を構え対峙する。どちらも正攻法の剣の構えだ。
二人の距離が縮まったところで二人の剣戟が始まる。どちらも正攻法の素直な太刀筋だがお互いどちらも引けを取らない内容だ。
「何か二人ともすごく素直な太刀筋だねぇ。私は眠いから寝るねぇ」zzzz……
見学していたコトが眠りに入ってしまった。
以後数十分、二人の剣戟は続いたが、結局決着が付かないまま時間切れとなった。
「フィオネ殿、お手合わせいただきありがとうございました。おかげで善い鍛錬を積む事ができました。」
「アシュリー殿、こちらこそ、このような鍛錬の機会を設けていただき感謝したい」
お互いがお互いの騎士道に基づき感謝の振舞いを示した。
「ん?決着が付いたの? 結果はどーなった?」
「お互い互角の内容で決着付かずだな」
眠りから覚めたコトに答える。
「へー、アシュリーと互角かぁ。わたしもちょっと試したくなったね」
コトが起き上がりアシュリーに近づく
「アシュリー、わたしにもやらせてよ」
「フィオネ殿」
「うむ、長時間に渡る戦闘鍛錬も必要だと思うので私は構わない」
「フィオネ殿がそう申されるのであれば…」
アシュリーがコトに剣を渡す。
「ふむ」
コトが剣を一振り、剣を構える。対するフィオネも剣を構えた。
フィオネは変わらず正攻法の構え、対するコトは独創的な構えである。
お互いの距離が縮まる。そして次の瞬間、先に動いたのはコトだった。
コトの斬撃がフィオネの胸元に届く……とその刹那、急にその軌道が変わり、その斬撃は足元へと向かう。これは読めない
が、フィオネはさっとその斬撃をかわした。
「へぇ……」
足元を振りぬいた剣を戻し、そしてコトが構えを解く。
「あれをかわされたらわたしじゃ勝てないわ。やめやめ」
コトが剣を足元に置いた。フィオネもそれを見て自身の構えを解く。
「私は昔、通り魔を捕えようとしたのですが、その時に足先を狙われてその通り魔を取り逃がした事があるのです。
以来、私は足先にまで神経を尖らせた鍛錬を行うようにしています。」
「なるほどね。そりゃぁ一筋縄ではいかないわぁ」
「今日も素晴らしい鍛錬を行う事ができたようですね。今日はもう時間なので鍛錬は終わりです。皆さんどうぞ上がってください。」
いつの間にかベアトリーチェが剣の鍛錬所の中に入ってきていた。
「はーい」「はい」「はい」
「フィオネさん、今日は剣の鍛錬にお付き合いいただき大変ありがとうございました」
いつになく満面の笑みを浮かべているベアトリーチェであった。
学園の鍛錬所、
今日は来訪者のフィオネも参加し、アシュリーやコトと剣技の鍛錬を行っている。
剣とは言っても真剣ではなく鍛錬用の刃引きの模造刀である。
「フィオネ殿、剣の鍛錬において、フィオネ殿の剣技は非常に素晴らしいものとお見受けしました。ぜひとも私との模擬戦をお願いしたいがいかがでしょうか?」
「ええ、構いません。アシュリー殿、どうかよろしくお願いします。」
と、アシュリーの提案で一般鍛錬だけではなく急遽アシュリーとフィオネによる模擬戦が始められる運びとなった。
「アシュリー・アルバスティー、参る!!」
「フィオネ・シルヴァリア、参る!」
二人離れ、剣を構え対峙する。どちらも正攻法の剣の構えだ。
二人の距離が縮まったところで二人の剣戟が始まる。どちらも正攻法の素直な太刀筋だがお互いどちらも引けを取らない内容だ。
「何か二人ともすごく素直な太刀筋だねぇ。私は眠いから寝るねぇ」zzzz……
見学していたコトが眠りに入ってしまった。
以後数十分、二人の剣戟は続いたが、結局決着が付かないまま時間切れとなった。
「フィオネ殿、お手合わせいただきありがとうございました。おかげで善い鍛錬を積む事ができました。」
「アシュリー殿、こちらこそ、このような鍛錬の機会を設けていただき感謝したい」
お互いがお互いの騎士道に基づき感謝の振舞いを示した。
「ん?決着が付いたの? 結果はどーなった?」
「お互い互角の内容で決着付かずだな」
眠りから覚めたコトに答える。
「へー、アシュリーと互角かぁ。わたしもちょっと試したくなったね」
コトが起き上がりアシュリーに近づく
「アシュリー、わたしにもやらせてよ」
「フィオネ殿」
「うむ、長時間に渡る戦闘鍛錬も必要だと思うので私は構わない」
「フィオネ殿がそう申されるのであれば…」
アシュリーがコトに剣を渡す。
「ふむ」
コトが剣を一振り、剣を構える。対するフィオネも剣を構えた。
フィオネは変わらず正攻法の構え、対するコトは独創的な構えである。
お互いの距離が縮まる。そして次の瞬間、先に動いたのはコトだった。
コトの斬撃がフィオネの胸元に届く……とその刹那、急にその軌道が変わり、その斬撃は足元へと向かう。これは読めない
が、フィオネはさっとその斬撃をかわした。
「へぇ……」
足元を振りぬいた剣を戻し、そしてコトが構えを解く。
「あれをかわされたらわたしじゃ勝てないわ。やめやめ」
コトが剣を足元に置いた。フィオネもそれを見て自身の構えを解く。
「私は昔、通り魔を捕えようとしたのですが、その時に足先を狙われてその通り魔を取り逃がした事があるのです。
以来、私は足先にまで神経を尖らせた鍛錬を行うようにしています。」
「なるほどね。そりゃぁ一筋縄ではいかないわぁ」
「今日も素晴らしい鍛錬を行う事ができたようですね。今日はもう時間なので鍛錬は終わりです。皆さんどうぞ上がってください。」
いつの間にかベアトリーチェが剣の鍛錬所の中に入ってきていた。
「はーい」「はい」「はい」
「フィオネさん、今日は剣の鍛錬にお付き合いいただき大変ありがとうございました」
いつになく満面の笑みを浮かべているベアトリーチェであった。