私はこのまま一日でも永く、彼と一緒に生きて行けますようにと祈った。

「祐に話しなくちゃな、俺達一緒に住むことになったって……」

「そうだね、アパートも解約しちゃったからね」

「今日、二人で祐を迎えに行くか」

「そうね、あと、お祖母様に連絡しておかないと、また心配させちゃうから」

彼と二人で、アパートに荷物を取りに行った。
そしてお祖母様に連絡して、祐くんを迎えに行った。


「祐、迎えに来たぞ」

「パパ、久しぶりだね」

「祐くん、パパを一緒に連れて来たよ」

「凛ちゃん、この間はありがとうございました」

「いいえ、どういたしまして」

祐くんは笑顔で彼に抱きついていた。

「パパ、今日はお仕事お休みなの?」

「ああ、今日は祐に大事な話があるんだ」

「大事な話?」

祐くんは頭の中にはてなが一杯の様子だった。

「パパのマンションに行って、夕飯は凛に作ってもらうか」

「うん」

祐くんは満面の笑顔を見せてくれた。

夕飯の材料を買い物して、彼のマンションに向かった。