「えっ!?」


 私は思いきりお辞儀をすると、2人から離れてトイレに駆け込み個室の鍵を掛けた。


「……もう、帰りたい……っ」


 外、まだまだいるよね……。もしかしたら、あの人たちがSNSで私のことを投稿していたら一気に拡散されてしまうかもしれない。

 だけどずっとここにいることは出来ないから私は、編み込みしているヘアゴムとリボンを取ると櫛でとかす。それをツインテールにして、メガネをかけた。