☆☆☆
庭に出していたゴミも何度かに別けてすべて捨てて、雑草もキレイになった頃。
彰はまた熱を出して寝込んでいた。
「大丈夫?」
蘭は彰の額に乗せていたタオルを取り替えながら聞く。
彰は荒い呼吸を繰り返すばかりで返事もろくにできない。
顔をしかめ、苦しみに耐えている姿は見ていられなかった。
それでも、以前熱を出したときにはすぐによくなったのだからと、蘭は看病を続けながらきっと大丈夫だと考えていた。
しかし、自体は思ったよりも深刻そうだ。
昼前から発熱し始めた彰は、夜になっても熱が下がることはなかった。
むしろ昼間よりも悪化しているように見える。
苦しげな呼吸を繰り返す彰におかゆを用意して持っていても、ほとんど口をつけることはなかった。
このままだと病院の受診時間も過ぎてしまう。
夜間外来を行っている病院はここから少し離れているから、病院へ行くなら今のうちだ。
庭に出していたゴミも何度かに別けてすべて捨てて、雑草もキレイになった頃。
彰はまた熱を出して寝込んでいた。
「大丈夫?」
蘭は彰の額に乗せていたタオルを取り替えながら聞く。
彰は荒い呼吸を繰り返すばかりで返事もろくにできない。
顔をしかめ、苦しみに耐えている姿は見ていられなかった。
それでも、以前熱を出したときにはすぐによくなったのだからと、蘭は看病を続けながらきっと大丈夫だと考えていた。
しかし、自体は思ったよりも深刻そうだ。
昼前から発熱し始めた彰は、夜になっても熱が下がることはなかった。
むしろ昼間よりも悪化しているように見える。
苦しげな呼吸を繰り返す彰におかゆを用意して持っていても、ほとんど口をつけることはなかった。
このままだと病院の受診時間も過ぎてしまう。
夜間外来を行っている病院はここから少し離れているから、病院へ行くなら今のうちだ。