驚いた――。 さっきまで気弱そうに肩を震わせていた彼の姿は、もうどこにもない。そして、さりげなくものすごく過激なことを言った。彼の辛辣な語彙力には思わず僕も脱帽した。 見習うべきは、彼の勇姿だとも思った。 山本君も、女の子達も、ぽかんと間抜け顔。 帰るなら、今だ。 「武蔵君、ありがとう」 「こちらこそ。エディ君さえ良ければ、飲み直さない?」 「もちろん」 ☆