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「はい〜ィ、みんなお待ちかねのォ、お約束通りィ、ハーフのイケメン君をォ連れてきましたよォ～」
　山本君が店先で待ち合わせた女の子たちに言った。
　慣れない場面で、珍しく緊張して何も言えずにいた僕を見て、相手の女の子たちが一斉に言った。
「キャー！　本当だ！　王子様みたい！」
「ハーフのイケメンが来るって聞いたから超楽しみにしてたの。嬉しい！」
「超タイプ～！　ねえ、名前は？　どんな女の子が好きなの？　日本語ＯＫ？」