「そういえばそうだったねぇ。彼氏がいれば制服デートとかできたかもしれないのに、もったいないなあ」
「それについては全然考えたことなかったわ。基本制服といっても、登下校の時くらいしか着ていなかったから」
「そうなんだぁ。まぁ、若葉奥手というか鈍感というか……恋とか全然興味なさそうだしね。あ、話戻るけどさぁ」
梨歩は私と恋バナがしたかったらしい。が、期待するほど収穫がないと悟ったのか話題を自ら転換させた。
「話戻るまでがかなり長いよ、梨歩」
「まあまあ。脱線も物語にはある程度必要な伏線よ」
「伏線という名の、時間稼ぎね」
「そうとも言わなくもない」
「はいはい」
「で、話戻るけど」
「どこに?」
「それについては全然考えたことなかったわ。基本制服といっても、登下校の時くらいしか着ていなかったから」
「そうなんだぁ。まぁ、若葉奥手というか鈍感というか……恋とか全然興味なさそうだしね。あ、話戻るけどさぁ」
梨歩は私と恋バナがしたかったらしい。が、期待するほど収穫がないと悟ったのか話題を自ら転換させた。
「話戻るまでがかなり長いよ、梨歩」
「まあまあ。脱線も物語にはある程度必要な伏線よ」
「伏線という名の、時間稼ぎね」
「そうとも言わなくもない」
「はいはい」
「で、話戻るけど」
「どこに?」