「女かなって疑ったことも正直あったんだけど、本当に忙しいだけかもしれないし……あたしも無理いってまで来てもらわなくてもいいっていうか。とりあえず信じるしかないじゃん。完全に連絡途絶えたわけじゃないから、別にいいかなって」
「そうなんだ。もう付き合って結構経つんだっけ?」
「ちょうど1年くらいかな。初めてにしちゃ、まあまあ続いてる方だと思うよ、我ながら。あ、でもさぁ。よくよく考えたら、この絵がここにあるってことは……涼ちゃんマスド行ってるじゃん!」
「あ、そのことなんだけど……」
「むっきぃ! ドーナツ食べに行くくせにあたしには会いに来ないってか! 何よそれ、あたしはドーナツ以下ってこと? キィィ!」
「梨歩、それについては理由があって」
「何よ、その理由って」
現状が現状であって俄かに信じがたいかもしれないが。これに関しては、私は正当な理由を聞いている。
「あのね、店長さん曰く……その絵持って来たの、涼平さんのお姉さんなんだって」
「は? どういうこと?」
「そうなんだ。もう付き合って結構経つんだっけ?」
「ちょうど1年くらいかな。初めてにしちゃ、まあまあ続いてる方だと思うよ、我ながら。あ、でもさぁ。よくよく考えたら、この絵がここにあるってことは……涼ちゃんマスド行ってるじゃん!」
「あ、そのことなんだけど……」
「むっきぃ! ドーナツ食べに行くくせにあたしには会いに来ないってか! 何よそれ、あたしはドーナツ以下ってこと? キィィ!」
「梨歩、それについては理由があって」
「何よ、その理由って」
現状が現状であって俄かに信じがたいかもしれないが。これに関しては、私は正当な理由を聞いている。
「あのね、店長さん曰く……その絵持って来たの、涼平さんのお姉さんなんだって」
「は? どういうこと?」