……つまり、強制採用だ。
ちょうどバイトを探したての頃だった。
たまたま通りかかった店の扉の前に張られた『アルバイト急募!』の張り紙を、僕が何の気なしに凝視していたのが運のツキだった。
☆
「あ~らぁ! いらっしゃ~い!」
「え? あの……」
張り紙によると、今日は定休日のはずだ。
「ジェームズ! 喜びなさい、新入りよ~!」
突如現れたのは、長身で派手なオネエさんだった。真っ赤な髪に、華やかなメイク。しかも、見た目に反して、とんでもなく力が強い。
僕は腕を掴まれるか早いか、あれよあれよという間に、バックヤードへ連行された。
「ちょ……離してくださ――」
「まあ~、姐さん。可愛い子捕まえたわねェ!」
そこにいたのは茶髪の角刈りに筋肉質な体格という、どう見ても強面なのに口調だけは完璧なオネエだった。
もう身の危険しか感じない。
逃げようにも、二人とも異様に力が強くて無理だった。
ちょうどバイトを探したての頃だった。
たまたま通りかかった店の扉の前に張られた『アルバイト急募!』の張り紙を、僕が何の気なしに凝視していたのが運のツキだった。
☆
「あ~らぁ! いらっしゃ~い!」
「え? あの……」
張り紙によると、今日は定休日のはずだ。
「ジェームズ! 喜びなさい、新入りよ~!」
突如現れたのは、長身で派手なオネエさんだった。真っ赤な髪に、華やかなメイク。しかも、見た目に反して、とんでもなく力が強い。
僕は腕を掴まれるか早いか、あれよあれよという間に、バックヤードへ連行された。
「ちょ……離してくださ――」
「まあ~、姐さん。可愛い子捕まえたわねェ!」
そこにいたのは茶髪の角刈りに筋肉質な体格という、どう見ても強面なのに口調だけは完璧なオネエだった。
もう身の危険しか感じない。
逃げようにも、二人とも異様に力が強くて無理だった。



