さて。
僕は階段を上り、自室のドアを開けた。
「うわッ」
「ぎゃッ」
妹が半裸で鏡を見ながらポージングをしていた。
「な、何してるんだよ、エリサ!」
「あ、兄貴……は、早いねぇ」
さすがに焦ったのか、珍しく躰を隠すようにさっと屈んだ。
「……とりあえず、服着て」
「はーい」
「自分の部屋の鏡は?」
「うーん。だって、兄貴の部屋のやつの方が大きくて全身隈なく映るからさあ。撮影の練習に丁度良くて」
「だったらこれ持って行ってよ。邪魔でしょうがないから」
「いや、それはいい。ウチの部屋もう置くスペースないし」
要は奥には邪魔だけど、あると便利だからそのまま置いとけってことね。
僕は階段を上り、自室のドアを開けた。
「うわッ」
「ぎゃッ」
妹が半裸で鏡を見ながらポージングをしていた。
「な、何してるんだよ、エリサ!」
「あ、兄貴……は、早いねぇ」
さすがに焦ったのか、珍しく躰を隠すようにさっと屈んだ。
「……とりあえず、服着て」
「はーい」
「自分の部屋の鏡は?」
「うーん。だって、兄貴の部屋のやつの方が大きくて全身隈なく映るからさあ。撮影の練習に丁度良くて」
「だったらこれ持って行ってよ。邪魔でしょうがないから」
「いや、それはいい。ウチの部屋もう置くスペースないし」
要は奥には邪魔だけど、あると便利だからそのまま置いとけってことね。