親子風卵焼きは、みじん切りにした玉ねぎをめんつゆで飴色になるまで煮て、もも肉を細かく刻み水分が無くなるまで煮詰めたものを卵液と混ぜて焼いた。

 手間は普通に卵焼きを作るよりはかかるけど、甘じょっぱい風味や、卵と肉の味わいは格別だ。だから副菜はピクルスや梅肉和えとさっぱりめにしてある。

 それを敷き詰めるお弁当箱は、雑貨屋で使い捨てのプラスチックと紙で出来たわっぱ弁当箱を見つけてそれに詰めた。

 お弁当箱代と、お箸、材料費と合わせて大体千五百円くらい。