夏の終わり君が隣にいてくれない

青春・恋愛

夏の終わり君が隣にいてくれない
作品番号
1759007
最終更新
2025/08/20
総文字数
24,766
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
0
 私は人を殺したことがある。



 胸に包丁を突き刺したわけでも、首を絞めたわけでもない。

 心臓の動きは止まっていない。

 だからこうして陽炎を挟みながら、ゴミ箱に丸く膨らんだビニール袋を捨てた彼に見つめられているけれど、間違いなく三ヶ月前、私はこの人を殺していた。

あらすじ
いじめにあい、転校することになった中学生の『私』。転校先で明るく陽気な馳川時雨という男子生徒と隣の席になったことから、少しずついじめの傷を癒していくが、高校に入学し、かつてのいじめの主犯だった内部あいの登場および彼女が馳川時雨に関心を持ったことで、衝動的に馳川時雨から離れる。そのまま彼と距離をおく『私』は、馳川時雨と内部あいが付き合い始めたと聞くが、夏の終わり、『私』の前に馳川時雨が現れ──。

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