顔を青くしたまま申し訳なさそうに謝る芽依菜ちゃんを見送る。彼女の幼馴染であり斜め隣の班にいる真木くんは、入学当初からずっとあの調子だ。

 一昨日は通学途中どこかから転がり落ちたらしく葉っぱだらけで学校に来たし、昨日は体育の後水道で水を飲もうとしてずぶ濡れになっていた。

 芽依奈ちゃん曰く、階段から落ちかけるなんてこともしょっちゅうあるらしい。だから彼女は真木くんを守るために傍にいる。二人の姿は、しっかりしたお姉さんとその弟のようだ。

「さて、作るか」