「ヤバい! 目あっちゃった!」
「まだこっち見てるよ!」
思い返してみれば、朝も授業の合間の休み時間も人に囲まれている姿を見たし、トイレへ行くのすら大変そうだった。
本当に、すごい人気だなあ。人気がある分美味しいものを食べる機会がありそうなのは羨ましいけど何だかとっても大変そうだ。
「行こう、あっちなら空いてそうだよ」
芽依菜ちゃんは閑散としたテラス席を指で示す。私は日野くんたちのいる方から背を向けて、彼女の後についていく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…