「い、い、よ、っと」

 とりあえず三文字。了承の旨を伝えるメッセージを送信するとすぐに既読がついた。そしてまたメッセージが追加で表示される。

『五十嵐さんもうちで食べるよね?』

『いつも夕飯は別だから一緒に食べたいな』

『洗い物は勿論俺がするよ!』

『あと調理器具はあるから持ってこなくて大丈夫』

 凄まじい動きで泳ぐ、ペンギンのスタンプ。

 あれ、じゃあ明日は日野くんの家で、彼とご飯を食べるってこと?

『五十嵐さんはそれでもいい?』

『やだ?』

『大丈夫?』

 考えている間にもどんどんメッセージは送られてくる。私は慌ててスマホの操作を始めた。