「ごめんね。よろしくー」 スマホをタップして、電話を切る。 日野くんの買い物に、付き合う。どうしよう、流れるままに承諾しちゃったけど、相手は芸能人な訳で。色々まずいのでは……いや、でも、いいよって言っちゃったし……。 いや、でも、日野くんは今困っている。彼から支払われるお金は、毎回おかしな金額だし、ちゃんと返せるように役に立たないといけない。私は意を決してスマホをポケットにしまい込み、私は学校を出たのだった。 ◇