2回目の出会えた奇跡というものは

まあでも嫌では無かった。黒板は見やすいし周囲の人達に視界を阻まれることも無いから。
このまま何とかやっていこう。
最近は先生と仲を深める的な事を目的として、授業をしながら話を多く聞いている。主に六年生とはどのような学年なのか、どんな心構えが必要なのかという事だ。熱血ぶりが嫌という程感じられた。
「六年生は全校の手本となり、学校全体を引っ張って行く役割です。リーダーにならない人でも全員がリーダーだと思って行動してください。」
そんな話を一方的に聞いている。それだけではなく私達を楽しませたいという心掛けか、時々面白いエピソードも聞かせてくれる。
例えば自分の子供と一緒に子供向け番組のダンスを踊っているとか。
このクラスでも悪くないなと思い始めていた。