初日から何日か経ち、一回目の席替えがあった。前期後期で一回ずつ全二回しかない席替えは重要な事だった。
決められた班長が勉強のできる出来ないや、仲が良いかどうかで席を決める。あとは視力の問題だろう。そして仲が良いかどうかでは、基本良い子同士では近くなれない。理由は喋るから。それだけだ。そこが私には理解不能の点だった。別に仲が良い子同士でもいいじゃないか。その方が勉強や学校生活でのモチベーションが上がる。
時々仲が良い子を近い席にする班長もいるが。
肝心の私の席は、なんと一番前だった。しかも真ん中。この六年間一度も前になった事が無い私が何で。そう聞きたかった。しかしその理由は案外すぐに分かった。
何故なら私の席の両隣は問題児が座っていたからである。
右隣は怒ると止められなくなる程暴走を始める男子。そして左隣は電車オタクだった。問題児ではないがいつも意味不明な言葉を連発しているので周りからはある意味一目置かれていて関わりたくない人だった。
そしてどうしてそれで前の席になったことがわかったかと言うと、私が優等生だからだ。きっと「華花ちゃんなら面倒見てくれる」とでも思われたのだろう。
勉強は自分で言うのもなんだが出来る方で運動もマット運動と跳び箱を除けば出来る方だ。
足も女子の中では常にベスト三位内には入る。
先生にも信頼された、『真面目な優等生』なのだ。
決められた班長が勉強のできる出来ないや、仲が良いかどうかで席を決める。あとは視力の問題だろう。そして仲が良いかどうかでは、基本良い子同士では近くなれない。理由は喋るから。それだけだ。そこが私には理解不能の点だった。別に仲が良い子同士でもいいじゃないか。その方が勉強や学校生活でのモチベーションが上がる。
時々仲が良い子を近い席にする班長もいるが。
肝心の私の席は、なんと一番前だった。しかも真ん中。この六年間一度も前になった事が無い私が何で。そう聞きたかった。しかしその理由は案外すぐに分かった。
何故なら私の席の両隣は問題児が座っていたからである。
右隣は怒ると止められなくなる程暴走を始める男子。そして左隣は電車オタクだった。問題児ではないがいつも意味不明な言葉を連発しているので周りからはある意味一目置かれていて関わりたくない人だった。
そしてどうしてそれで前の席になったことがわかったかと言うと、私が優等生だからだ。きっと「華花ちゃんなら面倒見てくれる」とでも思われたのだろう。
勉強は自分で言うのもなんだが出来る方で運動もマット運動と跳び箱を除けば出来る方だ。
足も女子の中では常にベスト三位内には入る。
先生にも信頼された、『真面目な優等生』なのだ。