体育館へ戻ると、早速周りから沢山人が集まって来た。寄せ書きを書く手を止め、こちらに向かってくる人やいまだに怖がっている人もいた。
「どうだった?」
そう聞いてくれたのは蘭々ちゃん、ではなくクラスいいんで成績優秀、運動神経抜群の完璧男子の岡崎くんだった。
それほど仲が良いわけではないが男子の中では比較的話す方。もう話し方がいかにも『優等生』って感じの子だからそれなりの緊張感はある。
「うん、めっちゃ怖かったよー!意外と本格的でリアルだった。」
「えっ!そうなの!?僕まだだから緊張してきたな。」
話し方で緊張がバレないか怖かったが見た感じは大丈夫そうだ。そうやって私はすぐに人の顔色を見る。もうそれが癖になっている。
そういえば、先日先生が怖いのが苦手な人を聞いた時に岡崎くんも手をあげてたなとその時思い出した。そんな一面があったなんて意外だ。
「華花〜、どうだった?」
「マジ怖かった。叫びまくっちゃって喉痛いし。」
「なにそれ笑える!私全然だったけど?」
「静葉はそういうの大丈夫な人だから別でしょ〜」
静葉は私が無理なジェットコースターもお化け屋敷も、全然怖くないらしい。私からしてみれば理解不能だけど…でもそういうのが好きな人も沢山いるわけだから認めざるおえない。ジェットコースターなんていつ落ちるか分からないし、突然止まったと思ったら急降下するし、意味わかんない。
それを静葉に行ったら、「華花は神経質だな〜」と笑われた。
「そういえばさ、静葉のクラスの学級旗はどんな感じなの?」
「それが良い感じなんだよー、こっち来て!」
静葉に言われるがまま手を引かれて、二組ゾーンへ。
二組の学級旗は、ペンでなぞった手形の中に寄せ書きをしていくというスタイルで、色鮮やかな旗が出来上がっていた。
「おぉ、いいね!すごく綺麗」
「でしょー!華花に見て欲しかったんだ!」
そうやって静葉は笑った。
この笑顔が私は好きなんだと、唐突に思った。そういえば、静葉とも喧嘩していた時期があったなと思い出す。喧嘩の理由は小さすぎてもう忘れてしまったが、私が一方的に避けていたことだけは覚えている。でも静葉はずっと朝に私の登校するのを待っていて、「おはよう」って言ったくれていた。でも私は完全無視で鼻であしらうような態度だった。結局、仲直りしたのはお母さんの「静葉ちゃんはあんたのこと大切にしてくれてるんだから一緒に遊んでみたらいいじゃない」という一言で、自分では解決しようと思わなかった。
本当に最低だと自分を責めたし、それだけずっと根気よく私のところに来てくれたのは静葉だけだったから申し訳なかった。でもそんな静葉だったなら信用できるなた思った。
「うん、静葉大好き!」
「どうだった?」
そう聞いてくれたのは蘭々ちゃん、ではなくクラスいいんで成績優秀、運動神経抜群の完璧男子の岡崎くんだった。
それほど仲が良いわけではないが男子の中では比較的話す方。もう話し方がいかにも『優等生』って感じの子だからそれなりの緊張感はある。
「うん、めっちゃ怖かったよー!意外と本格的でリアルだった。」
「えっ!そうなの!?僕まだだから緊張してきたな。」
話し方で緊張がバレないか怖かったが見た感じは大丈夫そうだ。そうやって私はすぐに人の顔色を見る。もうそれが癖になっている。
そういえば、先日先生が怖いのが苦手な人を聞いた時に岡崎くんも手をあげてたなとその時思い出した。そんな一面があったなんて意外だ。
「華花〜、どうだった?」
「マジ怖かった。叫びまくっちゃって喉痛いし。」
「なにそれ笑える!私全然だったけど?」
「静葉はそういうの大丈夫な人だから別でしょ〜」
静葉は私が無理なジェットコースターもお化け屋敷も、全然怖くないらしい。私からしてみれば理解不能だけど…でもそういうのが好きな人も沢山いるわけだから認めざるおえない。ジェットコースターなんていつ落ちるか分からないし、突然止まったと思ったら急降下するし、意味わかんない。
それを静葉に行ったら、「華花は神経質だな〜」と笑われた。
「そういえばさ、静葉のクラスの学級旗はどんな感じなの?」
「それが良い感じなんだよー、こっち来て!」
静葉に言われるがまま手を引かれて、二組ゾーンへ。
二組の学級旗は、ペンでなぞった手形の中に寄せ書きをしていくというスタイルで、色鮮やかな旗が出来上がっていた。
「おぉ、いいね!すごく綺麗」
「でしょー!華花に見て欲しかったんだ!」
そうやって静葉は笑った。
この笑顔が私は好きなんだと、唐突に思った。そういえば、静葉とも喧嘩していた時期があったなと思い出す。喧嘩の理由は小さすぎてもう忘れてしまったが、私が一方的に避けていたことだけは覚えている。でも静葉はずっと朝に私の登校するのを待っていて、「おはよう」って言ったくれていた。でも私は完全無視で鼻であしらうような態度だった。結局、仲直りしたのはお母さんの「静葉ちゃんはあんたのこと大切にしてくれてるんだから一緒に遊んでみたらいいじゃない」という一言で、自分では解決しようと思わなかった。
本当に最低だと自分を責めたし、それだけずっと根気よく私のところに来てくれたのは静葉だけだったから申し訳なかった。でもそんな静葉だったなら信用できるなた思った。
「うん、静葉大好き!」



