一通り行事は終わり、ついに夜の学校に到着だ。まず、学級で遊びそのあとに弁当を食べて、肝試しという予定。
ドッヂボールは難なく楽しく終わった。宝探しでは、図工室に折り紙で作ったハートや鶴を隠した。つまらないと思っていたが案外楽しめてよかった。
そして今は、夜ご飯の時間だ。近所の店からとったお弁当を体育館で食べる。夜ご飯を体育館で食べるというのは、なんだか新鮮だったが楽しかった。弁当の量は少し多かったけれど。
みんなが食べ終わり、片付けも終わったところで突然体育館の電気が切れた。
キャーーという悲鳴が響き渡った。あたりはすでに暗く、本当に真っ暗な状態だ。すると、前のステージから、明かりが見えた。
「さて、肝試しの時間だぁぁぁ。」
懐中電灯を自分の顔に向けている先生が前に見えた。
キャーーという悲鳴と、今度はイェーーイという歓声が同時に響いた。少し耳が痛かった。肝試しで驚かすのは学校の先生たちで、学年担当の先生以外の先生も協力してくれるらしい。
「ルールは簡単だ。グループに分かれて、前に教えておいたルートを通って来るだけ。いいか、絶対に離れ離れにはなるなよ。」
「はーい!」
ここから順番に肝試しが始まる。
グループで、順番に行くため多少待ち時間がある。
しかし、その間にもちゃんとした楽しみがあるのだ。
「皆!学級旗作るぞー!」
そう、待ち時間に私達は学級旗を作る。大きな布地に寄せ書きをするのだ。一人ひとりこのクラスへの想いを綴る。それは、殆ど『このクラス最高!』とか『みんなも樋口先生もありがとう!』という言葉ばかりで、私も心が温まったし、ほんとにこのクラスで良かったなと思った。こう思えるのも樋口先生や、周りの友達のおかげだ。
「華ちゃん書かないの?」
同じく順番待ちの蘭々ちゃんに言われて、自分が何を書こうか考えていたことを思い出した。
「あ、そうだった。ありがとう。」
そしてオレンジ色のマーカーペンを取り出す。
『6-1の楽しい生活が、卒業まで続きますように』
よし。これでいいや。
そこに、二組の子が肝試しから帰ってきた。
「あ~めっちゃ怖かったぁ!」
その子はすぐに友達に囲まれていた。中には泣いている子も何人かいた。それを見て、普通にビビる…。私は心霊系が絶対無理だから。そんなに怖いのかと思うと今にも辞めたくなる。もう辞められないけれど。
「はい、次のグループ行ってー!」
二組の先生の呼びかけでついに私たちのグループの番になったことが分かる。
う~、怖いなぁ…。
ドッヂボールは難なく楽しく終わった。宝探しでは、図工室に折り紙で作ったハートや鶴を隠した。つまらないと思っていたが案外楽しめてよかった。
そして今は、夜ご飯の時間だ。近所の店からとったお弁当を体育館で食べる。夜ご飯を体育館で食べるというのは、なんだか新鮮だったが楽しかった。弁当の量は少し多かったけれど。
みんなが食べ終わり、片付けも終わったところで突然体育館の電気が切れた。
キャーーという悲鳴が響き渡った。あたりはすでに暗く、本当に真っ暗な状態だ。すると、前のステージから、明かりが見えた。
「さて、肝試しの時間だぁぁぁ。」
懐中電灯を自分の顔に向けている先生が前に見えた。
キャーーという悲鳴と、今度はイェーーイという歓声が同時に響いた。少し耳が痛かった。肝試しで驚かすのは学校の先生たちで、学年担当の先生以外の先生も協力してくれるらしい。
「ルールは簡単だ。グループに分かれて、前に教えておいたルートを通って来るだけ。いいか、絶対に離れ離れにはなるなよ。」
「はーい!」
ここから順番に肝試しが始まる。
グループで、順番に行くため多少待ち時間がある。
しかし、その間にもちゃんとした楽しみがあるのだ。
「皆!学級旗作るぞー!」
そう、待ち時間に私達は学級旗を作る。大きな布地に寄せ書きをするのだ。一人ひとりこのクラスへの想いを綴る。それは、殆ど『このクラス最高!』とか『みんなも樋口先生もありがとう!』という言葉ばかりで、私も心が温まったし、ほんとにこのクラスで良かったなと思った。こう思えるのも樋口先生や、周りの友達のおかげだ。
「華ちゃん書かないの?」
同じく順番待ちの蘭々ちゃんに言われて、自分が何を書こうか考えていたことを思い出した。
「あ、そうだった。ありがとう。」
そしてオレンジ色のマーカーペンを取り出す。
『6-1の楽しい生活が、卒業まで続きますように』
よし。これでいいや。
そこに、二組の子が肝試しから帰ってきた。
「あ~めっちゃ怖かったぁ!」
その子はすぐに友達に囲まれていた。中には泣いている子も何人かいた。それを見て、普通にビビる…。私は心霊系が絶対無理だから。そんなに怖いのかと思うと今にも辞めたくなる。もう辞められないけれど。
「はい、次のグループ行ってー!」
二組の先生の呼びかけでついに私たちのグループの番になったことが分かる。
う~、怖いなぁ…。



